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2004.12.07

諸星大二郎の新作は小説だった

moroboshi.jpg諸星大二郎の新作「キョウコのキョウは恐怖の恐」(講談社、1680円)を読んだ。漫画ではない。諸星さん初の短編小説集とのこと。「狂犬」「秘仏」「獏」「鶏小屋のある家」「濁流」の5つの短編が収録されている。まあ、怖い作品集です。「狂犬」「秘仏」「獏」の3作品は「キョウコ」という女性が登場する連作的なもの。「狂犬」は「凶子」、「秘仏」は「恐子」、「獏」は「狂子」。それぞれのキョウコさんに翻弄される男が主人公。翻弄され方がそれぞれのキョウの字に象徴されている。ふむふむ。

ストーリー自体も十分に怖い。読んでいると、諸星さんの絵が頭に浮かんで来て、さらに怖い。おそらく、諸星ファンであれば、より怖くなるという、ファンにとってお得な作品という気がする。デザインも凝っている。というか、フォントが妙にあっている。特にひらがなが微妙だ。本をよく見ると装幀と装画のほかにフォントディレクションという肩書きが載っていた。凸版印刷の方らしい。ネットで調べたらアップルのサイトで紹介されていた。確かに書体は重要だな。

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