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2006.01.09

「ゲルハルト・リヒター展」を見る

richter

佐倉の川村記念美術館で「ゲルハルト・リヒター —絵画の彼方へ—」(1/22まで、1300円)を見る。ドイツ現代美術家の回顧展。「日本におけるドイツ年」の一環でもあるらしい。リヒターを川村で見るのはほぼ5年ぶり。前回は《ATLAS》というリヒターが1962年から収集した写真とかスケッチを整然と並べたもの。600個超のパネルに複数の写真やドローイングが貼り込まれており、とんでもない量のイメージだった。今回は40年にわたる画業のダイジェスト版という感じ。作品数も50点と少ないが密度は濃い。写真をキャンバスにうつし、最後に筆でぼかしてしまう「フォトペインティング」に始まり「カラーチャート」「アブストラクト・ペインティング」などのシリーズの代表作が展示されている。興味深いのはガラス板を使った作品。《11枚のガラス板》と《直立する5枚のガラス板》の2つ。どちらもごく最近の作品だ。反射と透過が織りなす微妙な世界。角度を変えると微妙に見え方が変わっていく。11枚のガラス板を重ねると鏡のように映りこむのだけど、微妙に色が薄く、縁の部分ではそれぞれのガラスに映った像が微妙にずれながら重なってとても奇妙な感じがする。5枚のガラス板もその回りをぐるぐると回ってみると、ガラスの向こう側にある実像が反射と透過のおかげで虚像のように見える。かなり不思議。

kawamura_kinenn見終わって、少し庭で写真を撮ってからバスに乗ってJR佐倉へ。川村記念美術館は相当に交通の便が悪いところにあるのだけど、まあまあの混み具合。駐車場はほぼ埋まっていたように見えたし、なかなかの盛況でありました。

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コメント

おお♪
池まわりの写真、すっごくキレイ!!

どうもお疲れ様ざんした(笑)

投稿: savamama | 2006.01.09 18:12

ご苦労さんでした。リヒターさんの作品を楽しんでもらえたようでよかったですよ。ちなみに写真はそこそこレタッチしてます。

投稿: nemo | 2006.01.09 23:37

ゲルハルト・リヒター20世紀の東ドイツが生み出した衝撃的写真家。1961年に彼は西ドイツに移住。以来世界各地で活躍し現在に至る。

投稿: ドイツファン | 2006.03.11 23:56

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» 「ゲルハルト・リヒター展」 [弐代目・青い日記帳]
川村記念美術館で開催中の 「開館15周年記念特別展 ゲルハルト・リヒター―絵画の彼方へ―展」に 行って来ました。 静かな、そして穏やかな興奮に包まれる展覧会です。 もしかして、今開催されている展覧会の中で 最も観ておかなくてはならないものかもしれません。 ゲルハルト・リヒターは1932年生まれ。 現役で作品を創作し続けている「現役」の画家さんです。 「現代美術はちょっと・・・」という方にもお勧めです。 (逆にお嫌いな方こそ是非) なぜならリヒターの「作... [続きを読む]

受信: 2006.01.17 22:28

» ゲルハルト・リヒター展 [Hodiauxa Lignponto]
みなさん、こんにちは。 今日は、千葉県佐倉市にある川村美術館に「ゲルハルト・リヒター展」を観に行って来ました。 いや〜。一日がかりの小旅行でした。 JR大船駅発午前9時32分の総武快速線成田空港行きに乗り、JR佐倉駅に午前11時16分に着きました。 11時半発の川村美術館行きの無料バスに乗り、20分で、美術館に着きました。 (↓)こちらが美術館です。 ゲルハルト・リヒターについての解説を捜しましたが、適当なサ... [続きを読む]

受信: 2006.01.24 05:58

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