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2006.11.19

「揺らぐ近代 日本画と洋画のはざまに」を見る

Modern_art_in_wandering竹橋の近代美術館で「揺らぐ近代 日本画と洋画のはざまに」(850円、12/24まで)を見る。このところ、日本画とは何か、そして洋画とは何か、といったテーマをよく見かける。洋画は死語だと思っていたのだけど、日本画というか日本画の技法を身につけた若手の美術家が面白い作品を発表して、日本画が話題になるにつれ、その対立するものとして、洋画という言葉もよみがえってきたのだろうか。

まあ、考えてみると洋画って言葉も、洋食みたいに不思議な言葉だ。まず対応する英単語がない。当然、洋食と同じで日本にしか存在しない。日本の文化環境で育ったアーティストが油彩で描いた絵といった程度の意味しかないかもしれない。曖昧なものをとりあえず、ひとまとめにするブラックボックスのような言葉だから、ときどき気になって箱を開けてみると、大変なことになってたりする、といったところか。

じゃあ歴史的に振り返って日本画と洋画はどんな関係にあったのか、といったあたりを、美術家個人に焦点をあてて見てみよう、というのがこの展覧会のテーマのようだ。というわけで日本画と洋画の間にある作品や作家がぞろぞろと登場する。テーマは日本固有でも手法は洋画的、あるいはその逆、さらにもっと複雑にからんだもの、といろいろあって、なかなか見がいがある。小出楢重による油彩の「松竹梅屏風」なんてかなり変わっているし、下村観山の「魚籃観音」に至っては、観音さんの顔がモナリザだったりする。まあ、展示替えもあるので、もう1回は見に行かないといかんな。

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