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2008.10.19

最近、気がついたこと:諸星大二郎、杉浦日向子、広告批評

■今週、10/23発売のモーニングから、諸星大二郎の「西遊妖猿伝」の連載(隔週)が始まる、とのこと。1997年まで「コミックトム」に連載されていたので、11年ぶりに連載再開となる。というわけで、全16巻の西遊妖猿伝を入手して、準備中。しかし、潮出版社の16巻は見つかったが、双葉社版が全部見つからない。捜索の日々は続く。
■三回忌ということか?ユリイカから「総特集 杉浦日向子」(1300円)が発売された。半分は思い出話のかたまりなので、そんなに期待するほどでもないが、ファンとしては、読まないわけにはいかない。ちなみに、杉浦日向子さんは、相撲については大乃国ファンで、音楽はRy Cooderファンだったとのこと。
■橋本治が広告批評に連載している「ああでもなくこうでもなく」が、まとまって「最後の「ああでもなくこうでもなく」」として発売。「最後の」ってのはなんだろう、と購入したら、広告批評が来年、2009年4月に休刊するとのこと。休刊日を発表して、そこまで雑誌を出し続けるというのは、なかなかできないことだ。ところで「ああでもなくこうでもなく」は2008年8月までの連載が単行本化されているのだけど、今、連載されているのは、どうなるんだろう?

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2008.10.16

岸本佐知子に少しはまる

岸本佐知子の翻訳短編集「変愛小説」(講談社、1900円)をようやく読了。恋愛でも偏愛でもない、変愛(へんあい)。愛はすべて変だ、というならそうかもしれない。私は体を徐々に宇宙服に覆われて、最後には宇宙にむけて飛んでいってしまう、という奇病にかかってしまうカップルの愛を語る「僕らが天王星に着くころ」が気に入ったけど、小泉今日子様は木に恋をしてしまう話「五月」がよかったそうな(腰巻きによる)。まあ、人それぞれか。しかし、まあ、よくまあこれだけ、変な愛を集めたことか、と感心してしまう。

感心したついで、岸本佐知子のエッセイを読む。「気になる部分 (白水uブックス)」と「ねにもつタイプ」の2冊。柴田元幸氏の責任編集による雑誌「モンキー ビジネス 」に連載されている「あかずの日記」で笑わせてもらったけど、この2冊の濃度もなかなか濃い。特に「気になる部分」の濃さは目を見張るものがある。岸本氏がサントリー宣伝部に勤めていたころの体験を語った当たりは、涙なしには読めないとまではいかないが、せつなく笑える。6年半も勤めた岸本氏の根性にもあきれるが、サントリーの懐の深さに感じ入る。一方で、この濃い笑いが、リアルな体験をベースにしている、との本人の発言もあり、かなり恐ろしい気もする。生きている限り笑いはつきないかも。

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2008.10.11

大琳派展を見る

Rinpa
東京国立博物館へ「大琳派展-継承と変奏-」(11/16まで、1500円)を見にいく。取りあえず、ブルータスと美術手帖で予習してむかう。ずらりと並ぶ宗達、光悦、光琳、乾山、抱一、其一が一回で拝見できるというのはありがたい。特に宗達・光悦の作品が多いのがうれしい。さらに其一が単独で扱われているのもうれしい。

6人のなかで、其一が最も好きだ。思い返せば、其一の「白椿に薄図屏風」を見て、琳派の世界に踏み込んだのだから、まあ当然かもしれないが。ちなみに「白椿に薄図屏風」は表に白椿、裏に薄原を描いた屏風で、私が見たのは薄図の方。辻惟雄さんが館長だったころの千葉市立美術館で見た。こういう屏風。
Autumn_grass
なんともモダンと、そのときは思ったもの。ワシントンにあるフリア美術館の収蔵作品なので、その後なかなか実物は見られないのが残念。其一はいい作品ほど海外流出している感じがするなあ。結局、朝顔図屏風なんかも今回はないし。それでも「風神雷神図襖」が拝見できたし、展示会の後半には「夏秋渓流図屏風」が登場する。まあ、この辺は其一ファンとしては楽しみなところ。

ちなみに、宗達、光琳、抱一、其一の風神雷神図が一堂に会するのは、10/28以降の予定。宗達、光琳、抱一の風神雷神図は出光美術館で見たことがあるので、其一との比較をしながらじっくり脳裏に焼き付けておきたいもの。

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