金沢21世紀美術館で「杉本博司 歴史の歴史」を見る

京都から金沢へ、特急「サンダーバード」に乗って琵琶湖を眺めながら移動。湖西線の風景は、寒々しいが、琵琶湖がよく見えてよろしい。頭の中では津軽海峡冬景色がなってました。ちなみに金沢は約20年ぶり。20年前は雪がすごかった。湖西線で見た滋賀県は、写真のように雪が少しつもっていたけど、金沢はほとんど雪がない。
金沢にきた目的は金沢21世紀美術館を見ること。というわけで、宿も香林坊にあるホテルにした。実際、美術館に行ってみると、建物はかなり不思議な感じ。ともかく丸くて大きい。円筒の中に直方体の箱がいくつか入っている構造だ。この直方体の箱をいくつか使って、今回は「杉本博司 歴史の歴史」(3/22まで、1000円)が開催されていた。杉本博司は写真家として世界的に有名だけど、無名の時代は古美術商として日本とアメリカを往復していたらしい。今回は、杉本博司の古美術コレクションと合わせて、杉本の写真作品を展示している。杉本の写真作品は、コンセプトが面白い以上に、構図や照明、現像にプリントが完全だ。「私は私の技術を磨く過程の中で、学ぶべき先人の技術を体得する為の手本が必要とされるようになっていった」というように、杉本写真が完成に向かうにつれて、コレクションも増えていったのだろう。このコレクションの見せ方も凝っていて、化石ひとつとってもアートに見えてくるほど。いくつかの作品については杉本みずから表装も手掛けている。ちなみに写真作品では放電させて、それをそのままフィルムに焼き付けた「放電場」が素晴らしい。
金沢21世紀美術館の見所は、独自の企画展も凄いと思うが、常設も素晴らしい。上の「スイミングプール」(レアンドロ・エルリッヒ作)には驚かされる。プールの底にいるのは、水着ではなく、普通に服を着た人々。この辺は無料で拝見できる。まあ、またなんとか、時間を作って見にいきたいものです。
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