坂本龍一自伝「音楽は自由にする」を読む
坂本龍一の「音楽は自由にする」(新潮社、1700円)を読んだ。このところ、独自レーベル「commmons」を立ち上げ、5年ぶりのソロアルバム「Out of noise」をリリースするなど、話題盛りだくさんの坂本龍一の自伝である。自伝というか、坂本の語る半生を雑誌「エンジン」の編集長が文章に起こしたものだ。まあ、YMOとかで音楽はよく聞いてきたけど、坂本龍一そのものについてはあまり知らなかった。芸大出身の理論派で、矢野顕子と結婚し、映画音楽で世界的に有名になった人。スマートでかつエリートな方、というイメージでしたが、自伝を読む限りかなり違っていた。
高校時代は学生運動に走り、芸大時代は演劇やフォークの方々と交流し、となかなかの無頼派。学生結婚して、子供ができて、お金が必要になり、スタジオミュージシャン的に働き出した、というのも意外でした。友部正人のバックでピアノを弾き、全国ツアーしたってのも意外です。ちなみに細野晴臣との出会いは、友部正人のあと、さらに山下達郎や大瀧詠一のあとってのも意外。そうえいば、友部正人と「雲のタクシー」ってアルバムを作成した矢野誠は矢野顕子の元亭主であるけど、そのあたりは、どういうことになっているのか、ってあたりもちらりと読めるのがいい感じである。
まあ、おかげで、坂本龍一の作品を聞き返している今日この頃。ついでにクラシックにも興味がわいてきたりして。







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