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2011.01.22

「杉本博司 アートの起源|科学」を見る

Inokuma_front

丸亀城を見たあと、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館に向かう。杉本博司の「アートの起源」(2010/11/21〜2011/11/6、950円)を見るためだ。アートの起源は1年間を4期に分けて開催する。期間ごとにテーマが決まっていて、最初に「科学」(〜2011/2/20)、次に「建築」(2011/3/6〜5/15)、そして「歴史」(2011/5/29〜8/21)、「宗教」(2011/8/28〜11/6)と続く。「1年まるごと杉本博司」とのこと。

丸亀市猪熊弦一郎現代美術館は地方美術館とは思えないような、展覧会を企画するところで、過去に見たかった展覧会もかなりあった。やなぎみわ展とか、ヤン・ファーブル展とかね。今回の杉本博司展もかなり、エッジの立った企画だ。特に一人のアーティストに対して1年間、貸し切りというのは過去に例を見ない。まあ、たまたま、神戸まできたので、四国までよることができた。なかなか、このためだけに丸亀に来るってのは難しいと思っていたが、この内容なら、またきてみたいと思ったところ。大阪や京都まで、来たら、丸亀に寄って見るのはありだな、と思う今日この頃。

さて、この美術館、場所はJR丸亀駅から徒歩1-2分と本当に駅前。設計は谷口吉生で、入り口の前が広々として、気持ちがいい。奥行きもあって、全体に広くて、天井も高い。ちなみに夜はライトアップされている。

Jrmarugame_night

展示室は3つあって、常設の猪熊弦一郎作品が1部屋、残りの2部屋を杉本博司展に使っていた。猪熊弦一郎の作品もなかなか面白い。今回は50歳を過ぎてから、20年間滞在したニューヨークで制作した作品を中心に展示していた。あとオモチャのコレクション。常設展は撮影可能なので、一応、撮っておきました。


Inokuma_collection

さて、杉本展は「今、読めない先を見るためには、振り返らなければならない時がきたのだ」として、「起源」をテーマにしたとのこと。最初の「科学」では写真を発明したタルボットや電磁気学の祖ファラデーへのオマージュといったところ。さまざまな色のグラデーションをポラロイド写真に印画した50枚の作品と、自ら電極を持って放電した結果を印画紙に記録した「放電場」シリーズを展示している。50枚並ぶポラロイドもきれいだったけど、放電場シリーズの方はこの場所のためのインスタレーション込みの作品で大きさが魅力。巨大な木製の階段とその先に雷神さんのような像が飾られているし、実際の放電も拝見できる。ポラロイド写真は2階、放電場は3階で展示。展示を見終わって、展示会場の外にでると下のような感じ。

Inokuma_side

さて、この展覧会、さらにユニークなのが「アートの起源サポーター」というサービス。美術館の受付で申し込めば、以下のバッチと千客万雷カード10枚がもらえる。千客万雷カードがあれば入場料20%引きとなる。まあ、このカードを配って、応援してちょうだい、というもの。ちなみに、カタログは1年まとめて作成するらしい。今は、ありません。

Succession_of_visitors

追記
カタログですが、ようやく予約が始まったようです。amazonで見たところタイトルは「アートの起源」。お値段は2730円とのこと。版元は新潮社らしい。(2012/1/5)

さらに追記。
カタログは販売開始となりました。タイトルは「アートの起源」。早速、購入しました。でもこの本は図録というものではない。一応、会場で撮影された写真があるけど、帯にもあるように「懐古的美術評論集」っていう感じです。杉本博司さんと中沢新一さんの対談付きです。(2012/1/22)


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