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2012.06.10

トーマス・デマンド展を見る

木場の東京都現代美術館で「トーマス・デマンド展」(2012/5/19-7/8、1000円)を見る。トーマス・デマンドはドイツの現代美術家で、厚紙で作成したほぼ原寸大の模型を写真に撮って作品としている。厚紙で作成しているので、基本的に人間は写っていない。何にも知らないで見ると、どうしてコレが美術作品なのかよく分からない作品だ。何を知らずに見ても、さすがに変な感じがして、よく見ると、変なところが見えてくる、といった作りになっているように思える。

例えば、下の「洞窟」という作品は、ネットにある画像を見ただけでは、あるいは展示会場で遠目に見た場合は、たしかに洞窟に見える。実物は近寄ったときに、初めて、厚紙を重ねて作っているのが見えてくる。それも漫然と見ていたら、何も分からないまま通り過ぎてしまうかも。

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まあ、それぞれの作品の意味はあって、「制御室」というタイトルの作品は、明らかにフクイチの制御室を題材にした作品だ。そういうことは、当事者たる我々には分かる。でも、ほかの作品は何なのかは、解説を読まないと分からない、というのがちょっと面白い。

なんとなく地味だけど、作品数が少ないけど、まあ1000円の価値はあると思います。

ついでに「トーキョーワンダーウォール公募2012入選作品展」(2012/5/26-6/17、無料)というのもやってましたが、私にとっては収穫はなかった。まあ、ここでの入賞作品を中心にトーキョーワンダーウォールが構成されるなら、全く好みではないので、見にいかないでしょう。

それより、常設の特別展示のオノサト・トシノブ、新収蔵品展のアニッシュ・カプーアとか奈良美智の作品は見応えがありました。

●追記
その後、この展覧会のカタログとなる「トーマス・デマンド」(講談社、3500円)を買ってみた。カタログとしてはとても高いけど、写真集としてはこんな値段でしょうね。まあ、版元が講談社ってのは、意味不明ですが、まあいいか。ちなみに作家の多和田葉子とトーマス・デマンドの対談が妙にぎこちなくてよかったんですけどね。


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