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2013.12.10

正木美術館で「物黒無 モノクローム」展を見る

 大阪府の忠岡町にある正木美術館で「物 黒 無」(2014年2月2日まで、1000円)を拝見した。正木美術館は、水墨画を中心とした東洋古美術を収集した美術館。そのコレクションは正木孝之という地元の方が、収集したものだ。コレクションは国宝3件、国の重要文化財12件を含み、約1200点に達するとのこと。この正木コレクションと杉本博司の作品とコレクションを並べて、鑑賞しましょう、という展覧会。正木コレクションの水墨画や墨跡、それに杉本博司のモノクロ写真とコレクションが並んで、基本的にはモノクロームの世界。このところ茶道にこっている杉本さんらしい、コラボレーション的な展覧会です。

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 正木美術館の場所は、南海本線の忠岡駅から徒歩15分。忠岡駅は急行とかは停車しない駅なので、その隣の泉大津駅まで急行で行って、各駅停車に乗り換える。駅前はほとんど何もないところなので、まあ、そこからタクシーって感じではない。特に迷うことなく歩いていきましたが、普通の住宅地なので、目印になる建物がそんなにありません。地図を持って行った方がいいでしょう。上が正木美術館の入り口(高解像度版はこちら)。下が全景(高解像度版はこちら)。

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 展示はなかなか興味深いものでした。例えば、正木コレクションの国宝「大燈国師墨蹟 渓林偈・南嶽偈」の2点の掛け軸の間に、杉本作品のジオラマシリーズから「カリフォルニア・コンドル」を配置する、という具合。杉本作品と杉本コレクションについては、杉本氏が表装している。各作品はすべてモノクロなんだけど、表装だけはカラフルで、それがまた面白い。展示物の見せ方もそこそこ凝っていて、杉本コレクションの「解体新書」は、鏡を使ってその裏側も見せてくれた。

 ちょっと残念なのは、カタログがないこと。各展示のガラスケースの前に、かなりの分量の解説が書かれていたのだけど、覚えきれません。カタログで出すと、売れると思うのですが、いかがでしょう。

 点数はそんなに多くなかったのですが、解説を読むのに時間がかかって、まあ1時間ちかくかけて、見終えたあと、美術館の裏側というか、横にある正木さんのお宅、正木記念邸を拝見した。ちなみに、下の写真は美術館の前にあるお手洗い。理由は不明ですが、美術館内にはない。

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 正木記念邸は、正木美術館の右横を入っていく。その通路はしたように置き石がある(高解像度版はこちら)。

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 こちらが玄関(高解像度版はこちら)。なかなか立派な日本家屋です。正木美術館の館長ブログによると、1949年築とのこと。最近、国の登録有形文化財に指定されたらしい。

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 なかに上がらせてもらった(高解像度版はこちら)。メインの広間のあたりはガラス戸に囲われていて、外の庭が見渡せる。

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