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2014.01.15

「16th DOMANI・明日展」を見る

 新国立美術館で「16th DOMANI・明日展」(1/26まで、1000円)を見た。2007年までは損保ジャパン東郷青児美術館でやっていたのだけど、2008年からは新国立でやっている。この展覧会は「文化庁の支援により海外研修を行った作家を紹介する」もので、比較的、若手の旬の現代作家の作品が拝見できる。昨年も行って、なかなか良かったので、今年もいってみた(昨年の記事はこちら)。今回も印象に残る作品と作家がいたのは、うれしいところ。昨年同様、作家ごとに部屋を区切っていて、作家によっては、撮影可なので、今回も遠慮なく撮影もさせてもらった。

 いずれも、面白い作品でしたが、以下の2人の作品が印象的でした。

 まず、メディアアート。榊原澄人さんの作品。横長の巨大なスクリーンに映ったアニメーション「É IN MOTION No.2」。榊原澄人さんのサイトで拝見できます。ブリューゲルとヒエロニムス・ボスあたりが融合した感じの巨大な作品。映像作品って時間がかかるわりに得られるものが少ない作品が多いのだけど、かなり没頭して見てしまった。

P1030125

 一方、こちらは地味だけど、面白い質感だ。吉本直子さんの作品。白いシャツを加工してブロックを作ったりして造形物を構築している。おそらくは数千枚はある白いシャツは、古着などで集めたものらしい。明るさを抑えた照明で、演出もいい雰囲気を醸している。

P1030127

 ところで、今回は「初めての試みとして『未来の家』という、ゆるやかなテーマを設け、43名の建築家たちがひとつの作品を創り上げる」ってのがあって、そこそこ広いスペースをとっている。ただ、43名が参加しているので、小さなブースがたくさんあって、その中に模型などが展示されているのだけど、かなり時間をかけて見ないと分からないものが多く、ほとんど印象に残らなかった。美術作品のようにピンとくるものがなく、同列に扱うのは違う気がする。少なくとも、私は美術作品を見に来たのであって、建築のコンセプトを見に来たわけではない。むしろ「未来の家」という建築の展覧会があったら、もう少し別の見方ができたかもしれない。どちらにしても、全くコンセプトの違ったものを、同じ展覧会のなかで展示するのはおかしいし、それに支払う1000円の料金は高い。

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