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2014.05.05

箱根 彫刻の森美術館で「ミーツ・アート 森の玉手箱」を見る

 岡田美術館を堪能した後、箱根 彫刻の森美術館に移動。岡田美術館からすぐのところにある「小涌園」というバス停から強羅行きのバスに乗って「二の平」で降りた。そこから歩いて数分で到着。入場料金は1600円。入場のゲートを抜けてトンネルをくぐっていくと、なだらかな斜面に沿って、野外彫刻が点在しているわけです。まあ近代彫刻的なものから現代のものまであって、かなり飽きない構成になっている。

 今回は常設以外に「ミーツ・アート 森の玉手箱」というタイトルで企画展示もあって、入口のトンネルを抜けると、イチハラヒロコの作品が設置されている。例によって白地に黒、フォントは「モリサワのゴシックMB101」で語られる作品です(写真下:高解像度版はこちら)。彫刻じゃないけど、立体物なのでまあいいか。

Icihara

 イチハラヒロコの作品の次に目に入るのが、エミール=アントワーヌ ・ブールデル作「弓を引くヘラクレス」。なんとも力強い作品だが、その弓の先はカール・ミレス作「人とペガサス」に向けられているのが、いい感じである(写真下:高解像度版はこちら)。

Hercules

 以下、気になった作品についてメモっておきます。

 まずアントニー・ゴームリーの「密着」。芝生に大の字、うつぶせになっている人物らしき像は鉄でできていて、重さ1tとのこと(写真下:高解像度版はこちら)。アントニー・ゴームリーその人の体から型を取っている。彼の作品は、日本国内にもいくつかあって、この作品と同じポーズの作品は名古屋市立美術館の裏手にもあった「接近V」(名古屋市立美術館の写真はこちら)。あと、竹橋の国立近代美術館の2階にもポーズは違うけど「反映/思想」(写真はこちら)という作品がある。意味は不明だが、箱根の「密着」の英語タイトルは「Close」で、名古屋の「接近V」の英語タイトルは「Close V」でした。なんとなく密着な気がする。

Sekkin

 敷地内にはいくつか建物があって、そのうちの一つがピカソ館。ピカソの陶芸を中心に版画、絵を展示している。まあ、一回見れば十分な感じです。どちらかというと、ピカソ館の横にあったレジェの「歩く花」の方が素敵でした(写真下:高解像度版はこちら)。ピカソの作品かな?と一瞬思ったのは、建物にでかでかとPICASSOと描かれているだけではないと思うんですがね。

Picasso

 子供向けの作品もいくつかあって、その代表が「しゃぼん玉のお城」(写真下:高解像度版はこちら)。一種のジャングルジムなんですが「遊べるのは小学生まで」、12才以下です。ピーター・ピアースの作品で、解説によるとダイヤモンドの結晶構造を利用して、直径1.42mのカプセル94個を組み合わせたもの、とのこと。

Curved_diamond

 ぱっと見て、気に入ったのがフランソワ=ザビエとクロード・ラランヌによる「嘆きの天使」(写真下:高解像度版はこちら)。巨大な庭があったら、置いてみたい作品です。池というかプールのようなものが必要ですが…。


Weeping

 まあ、ほかにもいろいろ、ヘンリー・ムーアの作品が多いとかあるんですが、きりがないので…。

 そこで、肝心の「ミーツ・アート 森の玉手箱」ですが、入口の横にある本館ギャラリーで開催中でした。「ミーツ・アート」って、どこかで聞いたことがあると思ったら、神戸の「六甲ミーツ・アート 芸術散歩」の関連イベントでした。名前は知ってましたが…、行ったことはないイベントです。企画制作が彫刻の森美術館ってのは初めて知りました。この「六甲ミーツ・アート 芸術散歩」に出展したアーティストから選んだ、8名の作品を公開している、とのこと。なんかいろいろやってますが、とりあえず、2014年春の褒章で紫綬褒章を受章した、しりあがり寿さんの「回転体は行進するダルマの夢を視る」(写真下:高解像度版はこちら)あたりは、好きかも。目がはいってないダルマが回転してます。合わせて何かつぶやいてます。

Siriagari

 このあと、コレクション展を拝見。テーマは「The Body」。イブ・クラインの「人体測定—ANT 121」、三木富雄の「耳」、ジョナサン・ボロフスキーの「心臓をもった男」なんてのが展示されてます。ここも撮影OKだったので、初めて見た緑の「心臓をもった男」を撮影しておきました(写真下:高解像度版はこちら)。

Borofsky

 これだけ見たので、もう満腹な感じがして、帰路へ。少し歩いて、「二の平入口」からバスで小田原駅までいって、東海道線で東京へ戻りました。

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