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2014.09.28

竹橋の国立近代美術館で菱田春草展を見る

 竹橋の近美で菱田春草展(11/3まで、1400円)を拝見した。菱田春草は明治の日本画家。代表作は「黒き猫」。横山大観、下村観山などと一緒に岡倉天心が設立した日本美術院に参加している…、ぐらいは知っていましたが、諸々勉強になりました。若くして、36歳でなくなっている、ということも知らなかったし、代表作の「黒き猫」は死の前年に描いていることも知らなかった。

 なにより、大観とともに、朦朧体を実現して、その後、作風を変えて描線とぼかしをうまく使った「黒き猫」を描く、といったあたりの流れが見えて興味深い。でも、「黒き猫」は10/15-11/3の後期からの展示になるので。今回は拝見できませんでした。

 図録も良かった。外観はシンプルで表紙はタイトルと猫の絵を切り抜いて置いているだけ。

Cat

 さらにこの本、手で押さえなくても180度開いたままになる、見やすい製本となっている。糸かがりとじ、というものらしい。

 中身も充実している。今回の展覧会では作品の制作時期を特定するために、落款をベースに見直している、といった解説。そして、巻末の作品目録では、各作品の落款が印刷され、さらにどの回顧展で展示されたか、といった相当に詳細な情報まで掲載している。

 さらに、蛍光X線解析という手法で画材を特定して、春草の色彩表現について調査した論文も載っていて、興味深い。

Mag

 図録のほかに、上のマグネットも購入。1個750円は高いけど、タイルに印刷したものなので、しょうがないか?全部、部分というのは気になるが、これもサイズの問題でしょうがないか。

 展示については、全部ケースに入っていて、それはそれで、作品の保護上、仕方ないのだが、ケースのガラスはよく反射するし、ガラスとガラスのつなぎ目がうるさいし、と少々時代遅れの感がある。こういうところにお金かてほしいなあと、そのために入場料が100円アップでもいいからと、100円アップ程度ですまないかもしれないけど、思うわけです。

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