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2014.11.05

千葉市美術館で「赤瀬川原平の芸術原論展」を見る

Akasegawa

 千葉市美術館で「赤瀬川原平の芸術原論展」(12/23まで、1000円)を見た。しかし、10月28日から開催したのだけど、赤瀬川さんがお亡くなりになったのが10月26日、というあたりになんとも言えないモノを感じます。ともかくご冥福を祈ります。

 この展覧会では、赤瀬川さんの制作した作品をおそらくはほぼ網羅している。まあ、改めて、この偉大なアーティストというか、ともかくいろんなことをやってきた才人の幅の広さと、常にどこかへ移動し続けるエネルギーみたいなものを感じます。あんまり同じ事しないのね。

 改めて見ると、自分が初めて赤瀬川作品に触れたのが、ペンで書かれた漫画風のもので、確か現代詩手帳のコラムだった気がする。気がつくと鉛筆がなくしてしまうのだけど、その喪失がいつ起こるのか、ぎりぎりまで削って使った鉛筆をガラスの瓶に入れて観察する、といった話だった。今回の展覧会でそのちびた鉛筆が大量に入ったリアルなガラス瓶を見て、私と赤瀬川作品の出会いは。これだなあと少々感動してしまった。

 そんなもんだから、ネオダダ、ハイレッドセンター、千円札裁判あたりまでは歴史的事実として知っているだけで、特に今回の千円札裁判の展示はかなり興味深く、じっくり見てしまった。あと櫻画報などの作品群も原画が展示されているので、こちらもじっくり拝見した。しかし、櫻画報などの名作がすぐには読めない、書籍として販売されていないのは、いかがなものだろう。

 あと、今更ながら、赤瀬川さんの作品のタイトルがいいなあと思いましたよ。天才なんだな。巨大な千円札を描いた「復讐の形態学(殺す前に相手をよく見る)」とか「植物的無意識が含むπの採集」とかは秀逸である。やはり、トマソンから路上観察学会へと向かうあたりも、リアルタイムに見てきたけど、改めて拝見して、再度、真似したくなった。

 さて、ちなみにカタログは重い。ページ数が442、図版数が420。それで2300円。終わりの方に「赤瀬川原平について—関係者の証言」って章があって篠原有司男から荒俣宏、山口晃といった方々が1ページほど書いているんだけど、見方によっては追悼文的で、これはこれでいいんじゃないの、と思うわけです。

Cgiba

 上の写真が、会場のある千葉市中央区の区役所。美術館の展示室は7階と8階にある。ちなみに高解像度版はこちら

Chiba2

 会場への入り口前の柱。若き日の赤瀬川さんの姿がありました。

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