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2015.04.26

東京藝術大学大学美術館で「ボストン美術館×東京藝術大学 ダブル・インパクト 明治ニッポンの美」を見る

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 上野の東京藝術大学大学美術館で「ボストン美術館×東京藝術大学 ダブル・インパクト 明治ニッポンの美」(5/17まで、1500円)を見る。江戸末期の開国から明治末期の日清日露戦争までの日本美術の変遷を、東京藝術大学とボストン美術館の収蔵品で見せようというもの。ダブルインパクトのダブルとは日本が受けた西洋からのインパクトと、西洋が日本から受けたインパクト、ということらしい。日本が西洋美術から影響を受けたのは明らかだけど、西洋の美術が日本の影響を受けたというのも、ボストン美術館のコレクションから見えてくるのが面白い。

 蒔絵や七宝の名品がボストン美術館のコレクションにあるのは分かるんだけど、浮世絵の延長線上にある錦絵のコレクションが充実していて、例えば小林清親や井上安治の作品が、かなりきれいな状態で展示されていたのは、少々驚いた。小林清親の作品と並んで、弟子の井上安治の作品を拝見できたのはうれしいところ。ちなみに、同時期に小林清親の展覧会が練馬区立美術館と太田記念美術館でやっているのだけど、作品の保存状態の良さという点で、ボストン美術館のコレクションの方が勝っていたと思うのだ。

 このほか、初めて見た作品もかなりあって、面白かった。例えば、ボストン美術館のビゲロー・コレクションにある小林永濯の「菅原道真天拝山祈祷の図」のエキセントリックなタッチは、明治というよりは昭和初期な感じ。明治期の京都画壇の作家として、松園や栖鳳の一つ上の世代となる塩川文麟の作品「雲竜図屏風」もなかなかなで、雲の表現が油彩的。小林清親の日清・日露戦争の戦争錦絵も印象的でした。

 ちなみに、この展覧会、6月6日から名古屋ボストン美術館に巡回するとのこと。

 

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