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2015.05.04

太田記念美術館で「広重と清親-清親没後100年記念」を見る

Zuroku

 太田記念美術館で「広重と清親-清親没後100年記念」(1000円、5/28まで)を見る。小林清親と広重の作品を比較しながら、江戸末期に名所図というか風景版画を完成させた広重と明治の初めにそれを発展させた清親という位置づけを明確にした展示でした。

 特に1884-1885年に刊行された清親の「武蔵百景」は広重を意識した作品になっていて、構図もなかなかユニークです。まあ、いろいろ見たけど、一番印象的なのは、肉筆画で「開花之東京 両国橋之図」です。縦長のフォーマットで、全体の上の3/4ぐらいのところに、橋にたたずむ人々のシルエットがあり、残りの下は橋桁と川面で、下の1/4のあたりが川面で、そのあたりに舟をこぐ人がまたシルエットで描かれている。解説によると「ホイッスラーの『青と金のノクターン-オールド・バターシー・ブリッジ』と構図や色彩感覚が非常に類似していることでも知られます」とのこと。確かに似てます。一方で、清親はこういったシルエットを扱った表現については、とてもうまく、まあ肉筆画ならではの丁寧な表現が空のグラデーションにも現れていて、印象的な作品でした。

 展示替えもあって前期が4/26まで。後期は5/1〜5/28。全部入れ替えとのこと。ちなみに『百日紅~Miss HOKUSAI~』公開記念として、葛飾応為の代表作「吉原格子先之図」を特別展示とのことなので、後期も見に行こうかという気になってます。

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