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2015.08.31

栃木県立美術館で「画楽60年 渡辺豊重展」を見る

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 栃木県立美術館で「画楽60年 渡辺豊重展」(9/23まで、800円)を見た。渡辺豊重は「1931年東京に生まれたの画家。60年に及ぶ長い画歴の中で、具象から抽象へと様式を変遷しながらも、画業を続けている。1990年に栃木県の馬頭町(現・那珂川町)にアトリエを構え、制作の拠点を移している」とのこと。

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 上の作品は「動刻」というタイトルで、展示品で撮影可能とされたもの。幅4m80cmの大作。2013年の制作なのだけど、82才のときの作品っていうのが、ちょっとすごい。若い頃の作品は具象な感じですが、どんどん抽象に進み、形や色、そして動刻ようなタッチに凝った作品を生み出している。作品は絵だけでなく立体物もあって、変化があって面白いです。アクリル絵具の発色のよさを堪能した感じ。

 常設もそこそこ充実していて、そんなに数が多いわけでもなさそうだけど、例えばターナーの「風景・タンバリンをもつ女」があったりする。わりと気に入ったのが清水登之(しみず とし)という1887年生まれの画家の作品。栃木県の出身で単身アメリカに渡ってジョン・スローンに絵を学んだとのこと。独特の暗さがあって、賑やかだけど静かな不思議なタッチの絵です。わりと現代の作家の作品もあって、篠原有司男の「モーターサイクル・ママ」、巨大だけどちょっとグニャッとしたバイクの立体作品もあって、懐の深さが感じられます。

 ちなみに、宇都宮美術館からいったん宇都宮駅にバスで戻って、そこからだらだらと50分ほど歩いて、到着した。何故か建物自体は大通りには面していない。看板はあるけど、その横には民家があって、その先に美術館がある。大通りではない方からいくとなんとなく全体が見える(写真下:高解像度版はこちら)。こちらから行くと、常設展示の入口となり、逆の方から行くと企画展の入口になる。

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 ちなみに壁の向こう側は、野外彫刻などが展示されている(高解像度版はこちら)。結構、かっこいい。

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 しかし、このときは、歩き疲れてしまったので、この中のスペースには入らず、というか、この建物の構造がよく分からなくて、入らなかった。まあ、聞けばいいんだけどね。

 でまあ、疲れたのでバスで宇都宮駅に戻り、適当に餃子を食べて帰りました。東京から宇都宮に向かう新幹線はがらがらだったけど、帰りはかなり混んでいた。座れたけど、本当に混んでいた。

 ちなみに、下の写真は、宇都宮駅の西口にある餃子像です(高解像度版はこちら)。ビーナスが餃子の皮に包まれた「餃子のビーナス」らしい。餃子の精みたいなものか? さらにちなみに、餃子の精というと、林田球による漫画「ドロヘドロ」を思い出してしまいます。さらに、水戸駅には納豆の像があったなと諸々連想してしまいます。

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 それから、帰りに気がついたのですが、栃木県の美術館・博物館には「M割(ミュージアム割引)」なるものがあって、「一般または、団体料金で6ヶ月以内に購入した栃木県立美術館もしくは、栃木県博物館協会のM割参加館の半券を窓口で提示してください。団体割引でご覧いただけます」とのこと。「平成27年度のM割参加館は以下のとおりです。(計12館)• 那須歴史探訪館 • 大田原市那須与一伝承館 • 大田原市黒羽芭蕉の館 • 那珂川町馬頭広重美術館 • 宇都宮美術館 • 栃木県立美術館 • 栃木県立博物館 • 益子陶芸美術館 • とちぎ蔵の街美術館 • とちぎ山車会館 • 佐野市立吉澤記念美術館 • 足利市美術館」。どうやら100円損したみたいです。

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