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2015.08.22

東京都現代美術館で「おとなもこどもも考える ここはだれの場所?」を見る

 木場の東京都立現代美術館で「おとなもこどもも考える ここはだれの場所?」(10/12まで、1000円)を見た。毎年、東京都現代美術館で開催している気がする、お子様が参加できる、いわゆるファミリー向けの企画です。本来なら、お子様が大量にいて、緊張感のない、のんびりとした空気漂うものなんだけど、今回はちょっと違った。会田誠が妻と子と共同で、会田家として参加して、ちょっとした騒動になった。まあ、一応、鎮火したようだけど、経緯を読んだ感じでは諸々の問題を置き去りにして、時間は進んでいるようにも見える。

 まあ、そういったモヤモヤしたことは置いておいて、展示自体は面白かった。ヨーガン レール、「はじまるよ、びじゅつかん(おかざき乾じろ 策)」、会田家(会田誠、岡田裕子、会田寅次郎)、アルフレド&イザベル・アキリザンの4組のアーティストが参加。「はじまるよ…」はお子様しか入場できないので、見てませんが。

 最初がヨーガン レール。ヨーガン レールは昨年、2014年に亡くなってしまったデザイナー。参加したのは本社が清澄白河にあるからかしら? ヨーガン レールが移住先の石垣島の海岸でひろったプラスチックのゴミを使って作ったランプを展示している。それが下の写真。息をのんでしまうよ。

Yogan1

 このほか、ビーチサンダルのカラーチャートもいいねえ。

Yogan2

 次が「はじまるよ、びじゅつかん(おかざき乾じろ 策)」。下の写真が入口ですが、オトナは入れません。ちっら見えたんですが、タイガー立石の「アラモのスフィンクス」が展示されていた。うらやましい。

Okazaki

 そして会田家。問題となった「檄」文です。いかにも会田誠らしい。左下に写っているのが、もう一つ、つたない英語で話す「国際会議で演説をする日本の総理大臣と名乗る男のビデオ」。これがだめなら「日本に潜伏中のビン・ラディンと名乗る男からのビデオ」なんてどうすんのよ、とは思いますが…。

Aidake1

 ちなみに、会場の隅では、ご本人が黙々と制作作業に没頭されておりました。

Aidake2

 最後の展示が、フィリピン出身でオーストラリアに住む、アルフレド&イザベル・アキリザンのインスタレーション。ワークショップがあって、どうやら小学生は参加できらしい。参加して、段ボールで家を作るらしい。それがどんどん積み重なっていくようにみえる。こういうのを見ると、最近のお子様はうらやましいと思います。

Myplace

 さて、これで1000円なら安いと思います。写真撮影OKだし。また見に行こうと思います。

 一応、メモとして、会田家の騒動についてまとめておく。
・展示が始まった1週間後、7/23、7/24に東京都現代美術館のチーフキュレーターの長谷川祐子氏と企画係長の加藤弘子氏から、出品作のうち2作品に対する撤去要請があった。
・会田誠が、7/25にtumblerで経緯を説明し不当であることを訴える(http://m-aida.tumblr.com/)。
・7/30にチーフキュレーターの長谷川祐子氏と企画係長の加藤弘子氏、会田氏で話し合いがあって、展示の変更がないことが決定。

関連記事
・会田誠さん作品撤去要請についての意見を発表 東京都現代美術館で開催中の展覧会
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1507/25/news047.html

・会田誠さん作品の撤去要請問題 美術館側は「あくまで相談段階」 今後は「作者との話し合いで決定」
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1507/28/news111.html

・変更なく展示続行決定、会田誠さんと東京都現代美術館に「撤去要請」問題について聞いてみた
http://www.webdice.jp/dice/detail/4808/


 「檄」のテキストは8月20日発売されたスイッチ・パブリッシングの雑誌「SWITCH」、SWITCH Vol.33 No.9に掲載されているので、興味のある方はどうぞ。ちなみにこの号の特集は「ヒリヒリするアート」。

 
追記:高橋龍太郎さんのコラムとシンポジウム「美術と表現の自由」について(2016/7/9)

精神科医で現代美術コレクターの高橋龍太郎さんのコラムで、「おとなもこどもも考える ここはだれの場所?」についての書かれていたので、以下にリンクを貼っておきます。

【連載】一匹狼宣言 Vol.8「誰がアートの味方なのだろうか ―冷たいアートと熱いアート―」
http://forzastyle.com/articles/-/48857

ちなみに、このコラムの次の回、
【連載】一匹狼宣言 Vol.9「おしゃべりな美術館は国を救う」
http://forzastyle.com/articles/-/49000
ではMO+で開催された「キセイノセイキ」について、書かれているのだが、そこで「一方で7月24日にはその同じ現美で国際美術評論家連盟が「美術と表現の自由」をテーマにシンポジウムを開く。「キセイノセイキ」でも展示しようとしたができなかった「会田家檄文」も議論されるというから、会場貸しだけとはいえ、どこに現美の基準があるのか見えてこない。」といのがあったので、どんなシンポジウムだろうと検索していたのですが、なかなか見つからなかった。その後、チラシなどで、見つけたのは東京都美術館でのシンポジウムでした。

以下、パンフレットへのリンクです。
http://aicajapan.com/event/2016/brochure_2016.pdf

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