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2015.08.17

横浜美術館で「蔡國強展:帰去来」見る

Yozakura

 横浜美術館で「蔡國強展:帰去来」(1500円、10/18まで)を見た。蔡國強(ツァイ・グオチャン)は火薬を使って絵を描く美術家。解説によると「火薬絵画は、主に和紙とカンヴァスを支持体にする2種類があり、型紙や覆いを巧みに用いて、支持体上でさまざまな種類の火薬を爆破させることでイメージを定着させます」とのこと。上の写真は火薬ドローイングと呼んでいるタイプの作品で、タイトルは「夜桜」(高解像度版はこちら)。高さ8m×幅24mの巨大な作品だ。「高知県で生産される大判の和紙の上で、火薬と、漢方薬に使われる鶏冠石の粉末を混ぜ合わせることで、淡く黄味がかった色合いを実現しています」とのこと。夜桜は横浜美術館の1階中央にあるグランドギャラリーに飾られているので、撮影可能です。

 火薬絵画は、このほかに会場内に展示されている「人生四季」シリーズがある。春夏秋冬の4作で、こちらは月岡雪鼎の肉筆春画をモチーフにしたもの。「色彩を加えた火薬絵画に初挑戦しました」とのこと。確かにカラーです。ちなみに、夜桜と人生四季は、展示に合わせて、横浜美術館で制作した作品。大勢の地元ボランティアを使って、完成させた。その過程を展示会場のビデオで拝見できる。 

 今回は蔡國強の作品の別パターン、巨大なインスタレーションを展示している。それが、今回のメインビジュアルにも使われている「壁撞き」。下の写真は今回の展示の看板だけど、この狼らしきものが、空を駆けて、ガラスの壁にぶつかっているのが「壁撞き」です。作品の展示に部屋を一つ、使ってます。大きさは高さ4m×幅8m×長さ32m。ここに99体のリアルな狼のレプリカを配置して、壁(ガラス板)に突っ込んでいく、ある瞬間を表現している。壁にぶつかってから、助走開始位置まで戻ろうする狼もいるので、壁に突っ込む行為が、ほぼ無限に続くのだろうなと、想像できる。なかなかの迫力です。

 今回の展示のカタログは一般書籍です。タイトルは「蔡國強 帰去来」で、お値段2800円。版元はモ*クシュラ

Signboard

 この展示を見た後、横浜美術館のコレクションを拝見。なぜか、とても印象に残ったのが下のからす。吉村益信の「大ガラス」という作品で高さが2mはある。横浜美術館のいいところは、フラッシュと三脚なしなら写真撮影可能というところ。というわけで撮影しておきました。

Karasu

 ところで、久しぶりに横浜美術館に来たのですが、かなり変わってました。横浜美術館の向かい側の土地は工事中だった気がするのですが、「MARK IS みなとみらい」(写真下:高解像度版はこちら)という商業施設ができてました。みなとみらい駅から美術館に行く場合、この施設の中を抜けていくことになります。

Markis_mm

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