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2015.10.09

千葉市立美術館で「唐画もん—武禅に閬苑、若冲も」を見る

Ph01

 千葉市立美術館で「唐画もん—武禅に閬苑、若冲も」(10/18まで、1000円)を見た。唐画とは、中国が文化的にあこがれの的だった江戸時代中期に、中国に由来するテーマや技法で描かれた絵、ということらしい。その唐画を描いた唐画師。まあ、この時代に狩野派とかじゃなくて、文人画とか山水画、南蘋派の絵画などを描いていた蕪村とか蕭白、若冲も唐画師ではあるのですが…、今回は大阪の唐画師として、墨江武禅と林閬苑をメインに取り上げ、合わせて京都と大阪の同時代の画家の作品も展示する構成となっている。そのおかげで、若冲、蕭白、蕪村などの作品が並んでます。

 リリースによると「全 150 点のうち、墨江武禅、林閬苑の作品がそれぞれ約 50 点、その他の作品を約 50 点展示します」とのことで、このところ若冲さんの絵を見てなかったので、若冲につられて見に行ったら、ほぼ何も知らないというか見た記憶があまりない、墨江武禅と林閬苑の作品を堪能した、という感じです。なかなか印象的でした。この二人に名前を覚えておこう、と思う今日この頃です。

 墨江武禅は月岡雪鼎に師事して、雪鼎風の美人画を描いているのだけど、山水画もなかなか細かくて素敵です。山水画の先にあるのが、占景盤という、鉢に盆栽に石や模型の家なんかを配した、ジオラマの小さいものなんですが、手先の器用さを感じます。

 林閬苑(ろうえん)は、作風がかなり若冲に近い感じで、墨だけで即興的に描いた作品が印象に残っている。当然、山水画とか孔子十哲みたいな中国的なスタティックな絵も手掛けてますが、南蘋派の絵も描いていて、こちらはダイナミックで色彩感覚も優れています。この辺りは若冲さんに通じるところがあるなあと思うわけです。ちなみに下の写真は閬苑の作品からつくった顔ハメ風の看板で、撮影可とのこと。

Rouen

 このほか、若冲の拓版画「乗興舟」とかを堪能し、初めて知った松本奉時という方の蝦蟇図とか象鯨図を見入っておりました。蝦蟇図は下のようなもの。これも顔ハメ風看板がいい感じです。ちなみに象鯨図は若冲の「象と鯨図屏風」の模写のようです。さらにちなみに、図録にある年表によると、若冲と松本奉時の没年が同じ1800年でした。どうも、そこそこ関係のある二人のようです。

Matumoto

 あと、耳鳥斎(にちょうさい)の地獄絵巻がよかった。地獄に落ちると、こういう目にあう、というのを描いている。本当は残酷なシーンがユーモラスなものになっていて、笑えます。

 この展覧会、大阪歴史博物館に2015年10月31日〜12月13日の日程で巡回する、とのことです。

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