永青文庫の春画展は閉館間際が狙い目
どうやら、混雑しているらしい永青文庫の「春画展」。実際、日曜の午前中に行ったときは、ひたすら並んで、見たものである。まだ入場制限してなかったから、いいほうだろう。明るいうちは、混んでいるので、日が暮れて、そろそろ閉館時間が近い19時ごろを狙って行ってみた。春画展は19時半までに入場で20時に開館となる。平日なら空いているのではないかと予想を立てて、行ってみた。
そこそこ人が歩いているものの、静かな感じの永青文庫付近。一応、入口の看板は上の写真(高解像度版はこちら)のようにライトアップされてます。門を抜けて、本館に。こちらも下の写真のようにライトアップされてます(高解像度版はこちら)。
水曜の19時ごろに到着。このときは、有楽町線の江戸川橋からだらだら歩きました。多少は観客がいましたが、ひたすら行列にならんで、牛歩状態で拝見する、ということもなく、そこそこじっくり拝見できました。まあ、30分もあれば、十分に堪能できます。でも、そこそこ行列に並んで拝見するのですが、並び直しても、たいして時間はかからないので、助かります。
というのは、変なのとか、うるさいのとかがときどきいるので、そういうのを避けるのに、並び直したり、3会場あるので、とりあえず別の会場にいったりできるわけです。ちなみに、今回いた変なのは、ひたすらぶつぶつ、独り言を微妙に聞こえるようにつぶやく70代の老紳士とか、ともかううるさい若い女性2人組とか、でしょうか。
というわけで、初回よりはじっくり拝見できました。肉筆画には圧倒されるけど、ちょっと気になったのははエロよりもグロという感じの「絵本 開中鏡」。絵師は初代歌川豊国で、晩年の作品。豊国というと役者絵や美人画の人かともっていたが、こういったエログロな作品も手がけるのか、と少々驚きました。なんせ、骸骨と男との交合図とかがあったりする。展示では、骸骨と男だけ見せていたの、よく分からなかったけど、カタログで確認したら、もう1枚、同じ構図で男女の交合図があって、こちらには牡丹灯籠娘之像とあった。そういうことかと、分かったんだけど、両方展示してほしいねえ。
さて、帰りは、坂を下りて早稲田方面にいって、上野方面行きの都バスに乗って帰還しました。
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