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2015.10.15

新国立美術館で「ニキ・ド・サンファル展」を見る

 乃木坂の新国立美術館で「ニキ・ド・サンファル展」(12/14まで、1600円)を見た。ニキの作品を初めて見たのは直島のベネッセアートサイトだったと思うのだけど、そのときは、色の鮮やかな、奇妙でエネルギッシュな立体物を作るアーティスト、という印象だった。例えば、下の写真のようなものだ。でも今回の展覧会を見た後では、この作品がかなりおとなしいものだったことがわかる。

Ph02

 ニキの全貌が分かるという展覧会で、立体を作り始める前に「射撃絵画」なる、パフォーマンス的な作品を手がけていたり、立体も女性像から宗教的なもの変わったり、ガウディ的なモノにはまったりと、なかなか振幅が大きい。でもあんまり作風は変わらない、というか見始めると、まあ確かに、どの作品もニキの作品だなと思えてしまう。

 特に印象深いのが「射撃絵画」。「絵具を入れた缶や袋をオブジェと共に支持体に付着させ、その上から石膏を塗り、出来上がったレリーフに向けて銃を放つことで作り上げられる作品」とのこと。これも立体ではあるけど、パフォーマンスで、最終的にできあがったものが面白いか、というとそうでもない。銃で撃って、白い石膏がいろんな色に染まっていく過程が楽しいのだ。まあ、この作品で注目をあびた、いわゆる出世作というのも面白い。というわけで、ニキ展のサイトのトップページは、下のようにニキが銃でこっちを狙っているところとなる。

Ph01

 トップページが示すように、ここでの主役は撃たれた結果できあがったものではなく、射撃する主体であるニキなのだ。「射撃絵画」のあとは、巨大でカラフルで地母神のような「ナナ」シリーズに向かうのだけど、一気にナナが登場するわけではなく、どちらかというと陰湿で悲劇的な女性像を描く作品が続いて、徐々にナナへと進んでいく過程が分かるのが面白い。

 ナナ以降は、作風はあまり変わらないけど、テーマがどんどん変わっていく。下は「ブッダ」という作品(高解像度版はこちら)。この作品は撮影可です。ただ、決まった場所からしか撮影できません。光り物なので露出を適正にするのが難しいです。

Ph03

 図録は2400円と良心的なお値段。中身もしっかりしてます。入場料と合わせると4000円ですね。感覚的には1600円という入場料は高めかと思います。なんとなく値上がり傾向にあるなあと思うのですが、気のせいでしょうか? これもアベノミクスのおかげだなと思う今日この頃です。


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