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2015.11.17

鴻池朋子展「根源的暴力」を神奈川県民ホールで見る

Kanban

 神奈川県民ホールギャラリーで鴻池朋子展「根源的暴力」(2015/10/24-2015/11/28:700円)を見た。上の写真が看板です(高解像度版はこちら)。鴻池朋子の個展を見るのは久しぶり。2009年に東京オペラシティギャラリーでやっていた「鴻池朋子展 インタートラベラー 神話と遊ぶ人」を見て以来です。インタートラベラーは「地球の中心への旅」という胎内めぐり的なテーマで設計された展覧会で、展覧会そのものが作品となっているものだった。その後、鴻池は出身地である秋田で主に活動していたように見えた。

 「2009 年の東京オペラシティの大規模な個展『インタートラベラー 神話と遊ぶ人』から現在に至るまでの6年間、そして 3.11 の震災から私は、明らかに変容する自身の身体感覚と日本人全体の意識の変化を敏感に感じとり、積極的に美術の外に移動し、東北の山村を歩き、人類学、民俗学、考古学の方々と対話し、中心から周縁にある物語を丁寧に収集する旅をしてきました。そして現在も人間と野生の境にある秋田県森吉山避難小屋での『美術館ロッジ』や、歴史には記されない現代の民俗を記録する『物語るテーブルランナー』プロジェクト、一方、開発と地形の問題からパブリックアートの制作を続けています」(今回の展示に合わせて公開された鴻池のステイトメントから)とのこと。

今回の「「根源的暴力」は「人間が地上に出現し、言葉を獲得し、山を出て文化を形成した素朴で力強い場所まで立ち戻り、なぜ人間は自然を侵犯し文明をつくるのか、その根源的暴力について、ものをつくるたった一人の手から考えます」ということらしい。

 インタートラベラーではふすま絵とか、キャンバスに描いていたけど、今回は牛の皮に描いている。それも大きいもは20mを超えている(写真下:高解像度版はこちら)。形はマントのようで、そういえば、あちこちに皮のマントをかぶった子供らしきモノが置かれていた(写真下:高解像度版はこちら)。

Hall2

Child2

 神奈川県民ホールギャラリーは変わった構造で、展示のほとんどが地下にあり、天井の高い大きな部屋がメインにの会場になっている。この部屋の周りの広めの廊下にも展示がある。メイン会場は下の写真(高解像度版はこちら)ようになっていて、階段があって中2階のような場所があり、ここにも展示がある。この天井の高さはちょっと変で、どうやら地下1階と地上の1階を吹き抜けているようだ。

Hall

 まあ、ギャラリーとはいっても、この天井の高さはなかなか素晴らしく、今回の巨大な皮の作品もうまく展示できていた。ライティングも良かったしね。ちなみに、この展覧会のカタログは羽鳥書店が制作中とのこと。とりあえず予約しておきましたが、羽鳥書店のサイトには情報がないので、どうなるのか気になるところではあります。

追記
 ここからはカタログについて、11月28日に追加したテキストです。

 たしか今月中に送るとか、言っていた気がする「根源的暴力」のカタログですが、本日11月28日に羽鳥書店さんから届きました。実は期日通り届くとは期待してなかったので、ほとんど忘れてましたけど…。経験上、予約販売する展示会カタログって予定を大幅に遅れるのが普通なので…。ご苦労様です、羽鳥書店さん。プロの仕事を見せていただきました。

 調べたら羽鳥書店さんのサイトにもページができてました。さらにゆうとアマゾンでも「根源的暴力」の予約が始まってました。お値段は2800円+消費税です。会場の予約販売ではなぜか消費税がつかなかったので消費税224円、得しました。

 封筒を開けたら、ビニールにはいった本とお礼状らしきものがありまして、ビニールから出すと以下のような感じでした。

1

 この、「ありがとう!」って手書きは鴻池画伯のものですよね。家宝にします。で、本の外観は以下のようになります。

2

 横長です。A5判変型(130×210mm)、 並製で152ページ。本をひらくと表2見開きに、著者のサインが…。

3

 本になにか挟まってます。

4

 開くと、以下のようになります。


5

 付録の「皮緞帳」作品 八つ折り、です。展示会場にあった一番大きな皮の作品です。

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