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2016.01.21

東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で「絵画のゆくえ2016 FACE受賞作家展」を見る

Sompo1

 西新宿の東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で「絵画のゆくえ2016 FACE受賞作家展」(2016/1/9-2/14:600円)を見た。FACEは損保ジャパン日本興亜が主催している公募展。2013年から続くもので、年齢・所属を問わないあたりがユニークなところ。

 公募の審査内容ですが「美術評論家を中心とした審査員の公平な審査により、「将来国際的にも通用する可能性を秘めた」作品約70点を入選作品とし、その中から合議制でグランプリ、優秀賞、読売新聞社賞を選出し、各審査員が審査員特別賞を決定いたします。さらに、観覧者投票によりオーディエンス賞を授与いたします」としてます。

 おそらく2013年と2014年の受賞展示は見に来た覚えがある。今回は2016年の受賞展示かと思って美術館にきたら、違いました。「各回のグランプリ、優秀賞の受賞作家4名には、3年毎に開催予定の12名グループ展『絵画ゆくえ』にご出品いただきます」というモノで、受賞作家が受賞後、どういった活動をしているか、といったことを報告する展覧会でした。ちなみに2016年の受賞作は決まっていて、2016年2月20日から3月27日まで「FACE展 2016」で公開されます。

 公募の条件は「油彩、アクリル、岩絵具、水彩、版画、染色、写真、ミクストメディアなど」で「立体作品、映像作品、共同制作作品は不可」というところ。平面の作品です。特に傾向があるわけでもないのですが、独特な世界観を持っていて、技術的にも高度な作家が受賞している印象があります。

 今回は作品のほとんどが撮影OKでしたので、気になった作品を掲載しておきます。
 まず、FACE2013 優秀賞の永原トミヒロ。《UNTITLED 12-02》。ほかの作品も青のモノトーンで、人物は描かれていない町の風景です。ピントがあっていなくて、電信柱のような柱が異様に長い。何か不安をかき立てられる作品です。

Nagahara

 FACE2014 優秀賞の二川 和之。《瞬差二態》と《秒差二態》。日本画の素材を使った現代アートです。風景画を描いてきた中堅の日本画家が、まったく違った作風に挑戦した、ということらしい。2つの視点で描いた一人の人物像を真ん中でつなぎ合わせている。背景は金箔や金泥で描き、人物は墨だけで表現するというのがいいです。

Futagawa1

 FACE2014 グランプリの川島 優。こちらもモノトーンな感じ絵で、独特のうつろな表情をもった少女を描く。独特のひんやりした印象が好きです。

Kawashima

 FACE2013 優秀賞の近藤 オリガ。《希望の枯葉》。なんとなくヨーロッパ的な印象を持ったのですが、ベラルーシ共和国出身でした。幻想的です。

Kondo

 FACE2013 優秀賞の田中 千智。《この世の終わりに何が残るのか》。不思議な表情というか、表情のない表情をした人物が印象的です。

Tanaka1


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