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2016.02.06

国立新美術館で「はじまり、美の饗宴展 すばらしき大原美術館コレクション」を見る

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国立新美術館で「はじまり、美の饗宴展 すばらしき大原美術館コレクション」(2016年1月20日~4月4日:1600円)を見た。本当はもっと早く行きたかったんだけど、東京メトロと組んだスタンプラリーをクリアしてからと思っていたら、問題を解くのはそんなに時間がかかりませんでしたが、スタンプを押すのに時間がかかってしまった。5つの駅でスタンプを押すので、2日かかってしまった。

 東京メトロの駅で下の写真左のリーフレットを取ってきて、この中にあるクイズを答えると5つの駅の名前が分かるので、その駅に行って、スタンプを押します。そのリーフレットを展覧会場のショップで見せると下の写真左のA4サイズのクリアファイルがもらえました。絵はセガンティーニの「アルプスの真昼」でした。合わせて、会場にある最終質問を解いてWチャンスプレゼントに応募できる仕組みになってます。

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 ちなみに、5つの駅に行って、スタンプ台を探すのにそこそこ時間がかかりました。どこにあるんだろうかと、キョロキョロしていると、下のような案内板があったりします。それから、スタンプ台はすべて改札の外側で、改札が複数ある場合は、その駅の最寄りにある美術館に近い改札の近くにある、と思っていいでしょう。スタンプ台の設置時間は9時から20時まで、とのこと。

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 スタンプラリーを終えて、やっと拝見しました。

 これだけの名品が来ていて、大原美術館は営業できるんだろうか? という感じです。展示の順番は古いモノから新しいモノへ、となってます。まずエジプト、中国の古美術品。次がかなり飛んで19世紀から20世紀初頭のフランス絵画。ただし、ここに16世紀後半に描かれたエル・グレコの「受胎告知」が入ってます。まあ、「受胎告知」は特別扱いで展示されてました。それ以外は象徴主義と印象派が中心です。ゴーギャンの「かぐわしき大地」、ロートレックの「マルトX夫人―ボルドー」が印象的。

 そして次が、日本の近代絵画。青木繁、坂本繁二郎、児島虎次郎、萬鉄五郎、岸田劉生、小出楢重、藤田嗣治、佐伯祐三、安井曾太郎などなど、巨匠が並びます。児島虎次郎の「和服を着たベルギーの少女」と熊谷守一の「陽が死んだ日」が印象的。

 版画や工芸を展示した「民芸運動ゆかりの画家たち」。「戦中期の美術」「戦後の美術」「21世紀へ」と続きます。戦中期では松本竣介の「都会」、国吉康雄の「飛び上がろうとする頭のない馬」、戦後ではジョセフ・コーネルの「無題(ホテル:太陽の箱)」、ジャスパー・ジョーンズの「灰色の国旗」あたりが好みです。ちなみに21世紀へで登場する現代作家が、実は最も興味深かった。

 「有隣荘で個展を開催した福田美蘭や辰野登恵子といった作家のほか、2005年から毎年行われてきたアーティスト・イン・レジデンス・プログラム、ARKOに参加した作家を紹介いたします」とのこと。ARKOはArtist in Residence Kurashiki, Oharaの略。「「若手作家の支援」「大原美術館の礎を築いた洋画家児島虎次郎の旧アトリエ:無為村荘の活用」「倉敷からの発信」の3点を機軸として、倉敷での滞在制作と、大原美術館での完成作品の公開を行う」というものです。2005年から開始していて、毎年1人を招聘している。町田久美、三瀬夏之介、押江千衣子といった名前が挙がっていて、今やいずれもビッグネームなところが素晴らしい。

 というわけで、エジプトや中国の古美術から現代美術まで、粒のそろった展示でありました。倉敷まで行かなくても、これだけ拝見できたのはありがたいことです。

 ちなみにカタログは「はじまり、美の饗宴: すばらしき大原美術館コレクション」として NHKプロモーションから2130円(税抜)で販売されてます。書店でも入手可能です。展示されている作品がすべて掲載されているわけでもないのが、多少残念です。

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