« 2016/1/25-1/29の気になったニュース:軽量高音質なBluetoothヘッドホンなど | トップページ | 国立新美術館で「はじまり、美の饗宴展 すばらしき大原美術館コレクション」を見る »

2016.02.02

横浜美術館で「村上隆のスーパーフラット・コレクション ―蕭白、魯山人からキーファーまで―」を見る

00

 横浜美術館で「村上隆のスーパーフラット・コレクション ―蕭白、魯山人からキーファーまで―」(2016/1/30-4/3:1500円)を見る。タイトルの通り、現代美術家の村上隆氏の美術コレクションから縄文土器から現代美術まで並べたもの。村上コレクションは5000点を超えるという。その中から約400点を「地域や流派といった既存のカテゴリーをとりはらい、感覚的あるいは機械的に並列する」としている。

ゲストキュレーターとして、横浜トリエンナーレ2011でディレクターを務めた三木あき子氏が参加している。三木氏によると「圧倒的な物量と多様さを誇るこれら作品群を通して、村上隆の美意識の源泉、さらには芸術と欲望、現代社会における価値成立のメカニズムについて考えるとともに、既存の美術の文脈に問いを投げ掛ける、またとない機会となるでしょう」とのこと。

正直、村上隆のコレクションはスゴイことになっている、というのを聞いたことがあったのですが、ここまできているとは、というのが第一印象です。まあその物量に驚きます。横浜美術館は正面入口を中心に左右対称の作りで、右側が企画展、左側が常設展の会場になっている。右側の2階に上がるエスカレーターの前に企画展の入口がありチケットをチェックしています。普通は2階にあがらないと展示は始まらないし、2階の展示は階の真ん中のあたりで終わって、あとは常設展示になっています。通常はそんな感じなんですが、今回は通常は何も置かない1階から2階に上がっていく階段のスペースに、これでもかと巨大な作品が配置されてました(写真下:高解像度版はこちら)。2階も通常は常設展の展示スペースであるところまで村上コレクションが展示されてました。

03

横浜美術館は、正面入口に入って目の前に、円柱の半分といった形をしたグランドギャラリーというスペースがあって、今回は李禹煥の作品が収めらた白い囲みがありました。囲いの中は床に白い小石が敷かれて、床に作品が2点、正面の壁に1点、配置されてました(写真下:高解像度版はこちら)。下の写真はiPhoneでパノラマ撮影してみたんですが、よく分からないものになってます。
Lee

この囲みの前にアンゼルム・キーファーの巨大なオブジェがこれまた巨大なガラスケースに収められている。まあ、この辺は、実はタダで見ることができるし、撮影もOKです。

階段のところも、色々あって、その中でも一番目だっているのが張洹(ジャン・ホアン)の《ヒーローNo.1》。サイズは4900×9800×6400mmと巨大です(写真下:高解像度版はこちら)。

Pj04

張洹は中国のアーティストで、覚えている作品には「池の水位を上げる」―裸体の男達が池の中に立っている映像を思い出しますが、こういうのも作っているのか、っていう感じです。しかも村上コレクションです。

中に入るとまず「日本・用・美」という展示スペースがあって、ここでは縄文土器から魯山人、半泥子までの陶器や磁器、そして曾我蕭白、白隠、仙崖の作品が並んでます。ここで曾我蕭白を拝見できるとは! って感じです。下の写真が蕭白の《定家・寂蓮・西行図屏風》。蕭白の作品は、このほかに3点、ありました。

07

その次が「村上隆の脳内世界」。ここも圧倒的な物量(写真下:高解像度版はこちら)。何があるのか、特に表示はなかったように思います。

09

次は「スタディルーム&ファクトリー」。作品はデイヴィッド・シュリグリー《ヌードモデル》。これをデッサンしてます。

17

最後が、というか、一番大きいのが「1950-2015」。アンディ・ウォーホルから寺田克也までって感じです。現代美術ですが、何があるか、気になる方々は、ぜひ見に行ってください。

11

16

ちなみに、写真から絵画、オブジェまで、いろいろあります。わりと奈良美智が多いとか、アラーキーもあるし、下の写真の最後の作品はフランク・ベンソン《ジュリアナ》。

12


15


13

ちなみにカタログは予約中で3600円です。発送予定日は3月末とのこと。しかし、この400点あるカオスをどうカタログでまとめるのか、楽しみです。


追記1

楽しみにしていたカタログですが、3月19日に延期を知らせるハガキが届きました。2016年6月に変更です。何冊予約が入っているか不明ですが、まあ事務方は作業が増えて面倒でしょうね。まあ、楽しみにしましょう。以下に届いたハガキを貼っておきます。

Postpone_2

追記2

ちなみに、カタログは
書名 「スーパーフラット・コレクション」
発行 有限会社カイカイキキ
デザイン グルーヴィジョンズ
判型 A4変型判
サイズ 286×232×44㎜(予定)
重量 約2.5kg(予定)
ページ数 450ページ(予定)
という代物です。

お値段は 3,456円 (税込)ですが「本商品は展覧会会期内対象の会場限定価格のため、2016年4月3日(日)24:00までに決済完了のご注文が対象となります。銀行・ゆうちょ振込は4月1日(金)までにご入金頂きますようご協力をお願いいたします。なお、4月4日(月)以降の本商品販売価格は予価7000円となるため、大変お得なこの機会に是非ご利用ください」とのことで、欲しいと思ったら、購入しておいた方がいいでしょう。

追記3

ほぼ予想通りなんですが、カタログの発送が延期になりましたが、今のところWebだけで、ハガキなどは届いておりません(2016/6/7時点)。Webでは2016/6/5に発表したと書かれてます。「発行元の都合により、発行日が延期となることなりました。納期の目途が立ち次第、改めてこちらでご案内申し上げます」とのこと。横浜美術館のミュージアムショップのサイトは以下のURLです。
http://www.museumshop-yokohama.jp/

追記4(2016/7/10)

どうやら、カタログの印刷が始まったらしい。
カイカイキキのプロデューサーである笠原ちあきさんのブログによると
「そのあとの製本もこれまた大変なゆえ、横浜美術館で予約くださった皆様には8月中。
新しく購入いただけるのは9月の早いうち、かと。」
とのこと。まあ、重さ2.5kgのフルカラー美術書ですから、色校正が猛烈なものだったらしい。そして重いしページ数も多いので、製本だって大変だろう。まあ、労作を楽しみに待ちましょう。

追記(2016/9/17)

どうやら、カタログの発送日が確定したらしい。横浜美術館によると「ご予約のお客様には2016年9月29日(木)から9月30日(金)頃までに順次お届けする予定となりました」とのこと。予価7000円でしたが「販売価格は定価の10,800円(税込)となります」とのこと。筆者は税込みで3456円で購入しているので、3倍のお値段になりました。もっと買っておけばよかったかも。ちなみに、アマゾンでも予約ができるようになりましたのでリンクを貼っておきます。アマゾンにある情報では「商品パッケージの寸法: 28.6 x 23.5 x 5 cm」とあるので、当初の予定より6mm厚くなっている。ということはさらに重くなる、と思われます。


|

« 2016/1/25-1/29の気になったニュース:軽量高音質なBluetoothヘッドホンなど | トップページ | 国立新美術館で「はじまり、美の饗宴展 すばらしき大原美術館コレクション」を見る »

art」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/11441/63149035

この記事へのトラックバック一覧です: 横浜美術館で「村上隆のスーパーフラット・コレクション ―蕭白、魯山人からキーファーまで―」を見る:

« 2016/1/25-1/29の気になったニュース:軽量高音質なBluetoothヘッドホンなど | トップページ | 国立新美術館で「はじまり、美の饗宴展 すばらしき大原美術館コレクション」を見る »