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2016.03.07

損保ジャパン日本興亜美術館で「FACE展 2016」を見る

 西新宿の東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で「FACE展 2016」(2016/2/20-3/2:600円)を見た。FACEは平面作品を扱った公募展。第4回となる。「「年齢・所属を問わず、真に力がある作品」を公募いたします。美術評論家を中心とした審査員の厳正な審査により、「将来国際的にも通用する可能性を秘めた」作品約70点を入選作品とし、その中から合議制でグランプリ、優秀賞、読売新聞社賞を選出し、各審査員が審査員特別賞を決定いたします。さらに、観覧者投票によりオーディエンス賞を授与いたします」というもの。

 この直前の企画展が「絵画のゆくえ2016 FACE受賞作家展」で、過去3回の受賞者の作品を展示したもので、見応えがありました。まあそのときの感想は「東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で「絵画のゆくえ2016 FACE受賞作家展」を見る」に書きましたけど、写真撮影がOKということもあって、印象深いものでした。

 今回は、2016年版の受賞者の作品を展示したモノです。展示は最初の部屋にグランプリ、優秀賞、読売新聞社賞、審査員特別賞、合計9点が並び、次の部屋で入選作品63点が展示されてます。今回は写真撮影が許可されていたので、気になった作品は撮影しました。

 まずグランプリが下の作品。遠藤美香の「水仙」。なんと木版画です。サイズは縦182×横91cmと大きいです。大きいのに細かくパターンが刻まれていて、少しぞっとします。フォーマットのせいか竹橋の近代美術館に収蔵されている萬鉄五郎の「裸体美人」を思い出しておりました。

Ph01

 次が優秀賞で、唐仁原 希の「それでも僕は。」。物語が収められた絵画。ほかの作品はどんなものだろうか、と続きが見たくなる。

Ph02

 こちらも優秀賞で、抽象的な作品。松田麗香の「そこにある それもまた84」。遠目にストライプなのかと近寄ると、円をつなげたものが線に見えていた、という作品。顔料で雲肌麻紙に描くという、日本画の素材で抽象表現というのが、新鮮でした。

Ph03


 こちらは入選作品。信國由佳理の「厨file」。形が長方形ではない、技法が「エッチング・アクワチント・ペン・和紙他」となっているのも面白いのだけど、その前に緻密さに誘われて、近寄ったら、変わった手法だった、という感じ。個人的にはこういった緻密にゴチャゴチャした感じが好きなんだな、と…。

Ph04

 こちらも入選。吉井宏平の「夜光 2015」。具象なんだけど、実態は抽象なんじゃないかとという印象。おそらくは、こういった風景はあるのかもしれないが、そこにたどり着くことはできないと思わせる。絶対零度的な風景。

Ph05

 図録にあった講評では、数は増えたが、品質は落ちた、とのこと。グランプリなどはすんあり決まったらしい。まあでも、十分に楽しめました。ここで見た美術家の作品を、別のところで拝見できることを祈っております。

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