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2017.03.05

東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で「FACE展 2017」を見る

西新宿の東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で「FACE展 2017」(2017/2/25-3/30:600円)を見た。FACEは平面作品を扱った公募展。第5回となる。「年齢・所属を問わず」というのが方針で「『将来国際的にも通用する可能性を秘めた』品約70点を入選作品とし、その中から合議制でグランプリ、優秀賞、読売新聞社賞を選出し、各審査員が審査員特別賞を決定いたします」とのこと。そのためか、割と年齢がばらけていて、1940年生まれの方もいた。まあ、カタログにある審査経過を概説した資料によると入選者71名の平均年齢は38.8才とのこと。30代が最も多く30人、次が20代の19人となる。つまり基本、若手の作品で、見たことのない作家の作品を拝見できる。昨年も拝見しましたが、そこそこ楽しめました。写真撮影が許可されていたので、印象的な作品を以下に紹介しておきます。

まずグランプリ作品。青木恵美子の「INFINITY Red」。平面だけどかなり絵具が盛られていた作品。配色の妙、とでも言うのだろうか。赤とかオレンジの花が画面いっぱいに並んで、むせるような迫力がある。

Ph01

次が優秀賞をとった石橋暢之の「ジオラマの様な風景」。おそらくはお茶の水駅のあたりの風景なんでしょう。緻密なモノトーンなので、鉛筆で書いたかと思ったら、違ってました。ボールペンで書いたそうです。サイズは128×160cmと大きいです。カタログによると作者は1944年生まれで、2012年から個展をひらいている。おそらくは何かの仕事を引退してから、画業に打ち込んでいる方のようだ。


Ph02

こちらは版画。チョン・ダウンの「the burning house」。作品の中に3枚の絵が描かれているが、作品のタイトルは真ん中の作品を指しているように思える。この作家の作品は昨年の終わりに見た「シェル美術賞展2016」に入選していて、かなり気になった。続きが見たいところです。

Ph03

こちらは日本画とのこと。加納冬樹の「街の河」。この方は1951年生まれとのこと。川面のゆれる感じが見事に表現されている。

Ph04

こちらはアクリル、水彩でキャンバスに描いた作品。馬場俊光の「緑の風景-22」。緑色の濃淡だけで描いた作品が面白い。

Ph05

こちらは墨と胡粉で和紙に描いた作品。千冬の「MUBE II」。1956年生まれとのこと。藤棚が緻密に描かれているが、現実の風景ではないような気がする。その辺りが面白い。

Ph06


最後が焼絵。井伊智美の「残心」。焼絵とは「木材などの表面に熱した鏝などの道具で焼き跡をつけ、それによって絵や文様を描く技法」らしい。現代作家の作品では初めて見ました。かなり細かな描写ができていて、焼絵、恐るべしという感じ。

Ph07

なぜかモノトーンの作品に惹かれてしまった。あと、美大出身ではなく、本業を引退して、あるいは本業もやりながら、美術の教育を受けて作品を制作している方々が多くいるのは興味深かった。私も、引退したら絵に取り組んでみたいと思う、今日この頃です。

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