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2018.11.11

富山県美術館で「三沢厚彦 ANIMALS IN TOYAMA」を見る

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富山県美術館で「三沢厚彦 ANIMALS IN TOYAMA」(1300円:2018/10/20-12/25)を見た。富山県美術館は富山県の県立美術館です。富山駅の北口から徒歩15分。向かい側が富岩運河環水公園で裏側にいたち川が流れている。2016年12月に開館。その前身は1981年7月に開館した富山県立近代美術館です。コンセプトは「アートとデザインをつなぐ、世界で初めての美術館」とのこと。英語表記は「Toyama Prefectural Museum of Art and Design」で、略称はTADです。アートについては常設の20世紀現代美術と瀧口修造コレクション、デザインについては膨大な椅子とポスターのコレクションがある。

常設コレクションとしていくつか、彫刻作品があるのですが、そのなかに三沢厚彦さんの作品もあって、なかなか魅力的です。まあ、そういう関係もあってか、大規模な個展となってます。三沢さんは2000年から動物をモチーフにした彫刻「ANIMALS(アニマルズ)」シリーズを発表しているのですが、今回の個展では、その前の時期の作品から始まって、「ANIMALS」シリーズ、そして三沢厚彦、舟越桂、小林正人、杉戸洋、浅田政志による「三沢厚彦×アニマルハウス IN TOYAMA」という構成になってます。「アニマルハウス」という企画は2017年に渋谷区立松濤美術館で開催した「三沢厚彦 アニマルハウス 謎の館」の富山県美術館版ということでした(過去記事はこちら)。5人で作成した作品もあって、なかなか刺激的でした。合わせて、「アニマルコレクション」というのもあって、三沢さんのコレクションが飾ってありました。森山大道の写真とか小林孝亘の油彩などがあって、これはこれで興味深い。

「ANIMALS」シリーズしか知らなかったので、初期の作品はかなり興味深いモノです。初期作品はいろんな素材を組み合わせた立体作品で、「ANIMALS」シリーズで樟(クスノキ)を使い、ほぼ等身大に彫り込み彩色をした木彫とはかなり作風が違います。下の写真は《彫刻家の棚》という作品で1993年に制作されたものです。素材は「木、石膏、布、紙、鉄、油彩、アクリル」となってます。

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1995年の作品《コロイドトンプ(ヒトウマ)》(左)と《コロイドトンプ(ティム)》(右)では資材は「木を主としたミクストメディア」となってます(写真下)。

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そして1998年制作の《コロイドトンプ(TRANSFORM)》(左)と《コロイドトンプ(彫刻ノウト)》(右)は素材は「樟、桂」になっている(写真下)。

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この作品をアップで撮ると下のようになります。

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2000年になると「ANIMALS」シリーズが始まります。下の写真は左から2009年制作の《Animal 2009-02》、2011年制作の《Animal 2011-01》、2018年制作の《Animal 2018-02》、2017年制作の《Animal 2017-02》。いずれも素材は樟(クスノキ)で油彩で着色してます。

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ちなみに油彩画も手がけている。素朴な感じに惹かれます。下の写真はいずれも2016年制作。タイトルは左から《クマ1》《クマ2》《クマ3》。

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今回は一部の展示が撮影可でした。できれば全部可にしてほしいですね。

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