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2018.12.21

東京オペラシティ アートギャラリーで「田根 剛|未来の記憶 」を見る

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東京オペラシティ アートギャラリーで「田根 剛|未来の記憶 」(1200円:2018/10/19-12/24)を見た。田根剛は1979年生まれの建築家。はサッカー選手になりたくて高校在学中にジェフユナイテッド市原のユースチームに所属していたが、怪我で断念。その後、建築家をめざすという異色の人。北海道東海大学芸術工学部建築学科を卒業後、ヨーロッパに渡っている。代表作はエストニア国立博物館(2016年開館)。私はNHK Eテレで2016年9月に放送された『SWITCHインタビュー 達人達』で知りました。そのときは杉本博司と田根剛との対談で、杉本ファンとして見たわけですが、杉本さんが田根さんにかなり興味を持っていたのが、そのときは印象に残った。まあ、その番組でエストニア国立博物館を知って、びっくりさせられたわけですが…。ちなみに下の写真がエストニア国立博物館を空撮したところ。

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エストニア国立博物館は旧ソビエト連邦の軍用地にある滑走路をそのデザインに活かして、設計されている。滑走路が徐々にせり上がっていくような建物です。ソビエト連邦から独立するまで、占領されていたという負のイメージを消すわけでもなく、むしろ活かして建てた建物で民族の歴史というか記憶を展示する、というものです。

この展覧会では、田根剛の建築に向かう考え方を展示で明らかにしようとする試みでした。まず「記憶の発掘」という展示から始まります。ここでは、田根のプロジェクトで実施する、イメージとテキストを使ったリサーチの手法、Archaeological Reseach(考古学的リサーチ)を具体的に見せるモノです(写真下)。

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次の展示ではエストニア国立博物館の映像を壁一面に投影していました。上の空撮映像もここで拝見できます。

映像の部屋を抜けると「建築の、構築」と題した展示になります。代表的な7つのプロジェクトを紹介するものです。主に建築模型で構成されてます。2012年の新国立競技場国際デザイン・コンクールで選出された「古墳スタジアム」、2020年開館予定の(仮称)弘前市芸術文化施設、京都十条で進行中の複合施設「10 kyoto」などがありました。下の写真が「古墳スタジアム」。中央が空いていて、くぐって首をだすことができます。この案はいいなあと思いました。暑さ対策にもなっている気がするし。

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下が「10 kyoto」。京都十条で建設中の文化複合施設です。

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最後に田根が2004年以降、手がけてきたプロジェクト、実現しなかったものを含めて、展示してます。


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