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2019.04.29

KAAT神奈川芸術劇場で「小金沢健人展 『Naked Theatre –裸の劇場– 』」を見る

KAAT神奈川芸術劇場で「小金沢健人展 『Naked Theatre –裸の劇場– 』」(700円:2019/4/14-5/6)を見た。KAAT神奈川芸術劇場は美術館ではないが、劇場ならではの照明や音響の設備を使ってインスタレーションを実施することがある。2017年に見た「詩情の森── 語りかたられる空間」では金子富之や三瀬夏之介などの作品を使って、かなり異質な空間が創られていた(そのときの紹介記事はこちら)。今回は小金沢健人によるインスタレーションです。

KAAT神奈川芸術劇場は神奈川県の公益財団法人である神奈川芸術文化財団が運営する劇場。横浜市中区にある。具体的には、みなとみらい線の元町・中華街駅と日本大通り駅の間に建ってます。今回の
会場は3階にある「中スタジオ」。本来は間仕切りを入れることで、中スタジオと小スタジオに分けて使えるらしいが、今回は間仕切りなしで使っている。Webにある説明では「それぞれ稽古場としての利用ができるほか、中小スタジオ間の可動間仕切りを取り払うことにより、小規模な公演の実施も可能です」としている。広さは401平方メートルで高さは5.3mとそこそこ広い空間です。

今回のチラシで見たのは明らかに映像の一部で、画面半分を境に鏡像にしたもののようでした。じゃあビデオを使ったインスタレーションかなあ、と予想して行ったのですが、まったく違うものでした。まあ、後から分かったのですがチラシに使っていたのは《半分シャーマン》というタイトルのビデオで、今回の会場に付属する化粧室で下のような感じで上映してました。

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会場に入ると、真っ暗でした。真っ暗でなんだか分からん、と思い始めたところで、係員の方が近づいてきて、暗くなったり、明るくなったりしますので、目が慣れるまで気を付けてください、といったことを説明してくれました。待つことしばし、照明が付き始めて、何となくわかるようになりました。

会場には看板が2つと大きめの衝立が2つあり、観客が座れそうな手すり付きの階段が2つ、あとスツールがいくつかありました。ここに上から、あるいは横から光があたり、なんとなく聞きにくいモノローグのような音声が流れております。言葉では説明しにくいので、撮影した写真を並べておきます。

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ここまでは、モノクロームの世界ですが、会場の中央の天井にネオン管が配置されていて、これが色鮮やかに輝きます。

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飽きずに、だいたい30分は眺めてました。

どうやら、シリーズ化されているらしく、来年も楽しみな感じです。

 

 

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2019.04.21

千葉市美術館で「メアリー・エインズワース浮世絵コレクション」を見る

千葉市美術館で「オーバリン大学アレン・メモリアル美術館所蔵 メアリ・エインズワース浮世絵コレクション−初期浮世絵から北斎・広重まで」(1200円:2019/4/13-5/26)を見た。タイトルにあるオーバリン大学アレン・メモリアル美術館は米国のオハイオ州にある。米国の東の北です。そしてメアリ・エインズワースという方はアメリカ人女性で1867年(慶応3年)生まれで1950年(昭和25年)に亡くなっている。エインズワースは実業家の娘で、お金持ち。そして大学を卒業しているので、教養もある方のようです。明治39年(1906年)に来日して、初めて浮世絵を購入。そこから1500点に達するコレクションを作り上げた、とのこと。

今回の展示は、1500点のコレクションから200点を選んで紹介する、というものです。興味深いのが歴史的な順を追っていけるように作品が収集されていること。浮世絵の初期の作品、17世紀後半の菱川師宣や奥村政信から始まって、18世紀中頃の鈴木春信、18世紀後半の喜多川歌麿、東洲斎写楽、そして19世紀の北斎、広重、国芳と重要な作家の作品がコレクションされている。

浮世絵について特に詳しいワケではないのですが、今回の展示で初めて知ったことが2つありました。

まず、「柱絵」という判型。今回の出展作品には妙に細長い浮世絵がいくつかあって、その説明には「柱絵」あるいは「幅広柱絵」とある。初期の浮世絵の場合、幅が17cmと25-26cmの2種類があって、25cmぐらいのを「幅広柱絵」という。長さの違いは、元になる紙を二等分するか、三等分するか、だそうです。これが18世紀の鈴木春信の作品あたりなら幅が約
11cmで、これは紙を四等分しているためだそうです。ちなみに縦の長さは70cm前後です。こういう縦長の作品が、カタログで確認すると11点ありまして、過去に見たことはあるのかもしれませんが、これだけ大量に見るのは初めてでした。ちなみに、エインズワースが初めて購入した浮世絵は幅広柱絵で、石川豊重の《提灯と傘を持つ佐野川市松》という作品でした。

もう一つは「紅嫌い」。説明によると「着彩に紅色を用いず、墨、紫、緑、黄などごく絞った色数を用いた作品」のことだそうで、「独特の清澄な趣が好まれ天明~寛政年間(1781-1801)に流行した」とのことです。鳥文斎栄之の《風流やつし源氏 朝顔》1点だけなんですが、とても目立っていた。

併催で「千葉市美術館所蔵作品展 受託記念  ピーター・ドラッカー・コレクション水墨画名品展」というのもやってました。前に見たことがあるなあと思ったら、2015年春に開催していたそうです。ピーター・ドラッカーといえば「マネジメントの父」と呼ばれている経営学者ですが、水墨画のコレクターでもあって、そのコレクションを日本の企業が購入し、千葉市美術館に寄託したとのことで、それを記念して、お披露目したということのようです。浮世絵と水墨画を名品を拝見できて、1200円は安いな、という感じです。

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2019.04.18

府中市美術館で「へそまがり日本美術 禅画からヘタウマまで」を見る

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府中市美術館で「へそまがり日本美術 禅画からヘタウマまで」(700円:2019/3/16-5/12)を見た。府中市美術館では春に日本美術をいろんな角度から取り上げる、企画展を開催している。2018年は「リアル」で2017年は国芳、2016年は「ファンタスティック」、2015年は動物画、2014年は「19世紀」、2013年は「かわいい」といった具合です。

春の企画展の特徴は、毎回、あまり見たことのない作品や画家が登場すること。有名な画家の作品でもあまり見たことのないものが展示されます。そういった作品が個人蔵の作品だったりするわけです。おそらくは、学芸員さんが優秀で、テーマに合った作品をいろいろと集めてくるのでしょう。

今回のテーマは「へそまがり」です。ここでいう、へそまがりとは、きれいでもないけど、つい見入ってしまう、どちらかといと、不恰好なものや不完全なものなのに魅力がある作品のことだそうで、そういった作品から日本の美術史を俯瞰してみよう、という試みのようです。

というわけで、雪村から仙崖の禅画に始まり、俳画と南画で小林一茶から夏目漱石まで、そして湯村輝彦の漫画までと、へそまがりな絵画を取り上げていきます。そして合間に、江戸時代の殿様が描いた味の深い絵や、奇想の系譜の方々、若冲や蘆雪のちょっと変な絵が入ってきます。

まあ、印象深いのは三代将軍家光の作品で、下の写真にある、木兎図と兎図はなかなかの破壊力です。ミミズクは可愛いのですが、ウサギは最初に見たときはウサギには見えない。よく見ると、というか説明を読んで、木の切り株にウサギがのっているところだと気がつくワケです。それでも、やっぱりマントを着て、サングラスをかけた何かにしか見えない。

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このほか気になったのは、村山槐多の「スキと人」、祇園井特(ぎおんせいとく)の作品、禅画で風外本高あたりです。

ちなみにこの展覧会は、前期後期にわかれていて、4月16日から後期となります。前期を見ると、後期は半額で入場できるので、ぜひ後期も見に行きたいと思います。

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2019.04.14

京都で見た見慣れないモノとか不思議に思ったこと

京都で見た見慣れないモノとか不思議に思ったことを忘れないうちにメモとして残しておきます。ちなみに、2019年2月に京都に行きました。

改めて、京都の地下鉄はちょっと変わっているなあ、と思うわけです。割と売店が多いとか、あまり見たことのない自販機が置いてあるとか、なんですが、例えば烏丸御池駅で見たパン屋とか、妙にがらんとしたところに、そこそこ大きな店舗が建っている。ちなみに「SIZUYA」は志津屋という京都のパン屋です。ポツンとあることに違和感がある。

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今出川駅ではビニール傘の自動販売機を見た。「洋傘自動販売機」です。1本500円也。

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こちらも、今出川駅にありました。市バスの案内なんですが、接近案内付きです。東京ではこういうのってあまり見ないですね。バス停の案内地図だけでも東京にほしいものです。

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公共交通関連でもう一つ。電車のホームとかにある待ち合わせ用の椅子というかベンチについても、今さら気になったのですが、東京とは向きが違う。近鉄の丹波橋駅で撮影したのですが、電車の進行方向に対して垂直に並んでます。東京では水平が中心です。垂直の方がホームからの転倒対策にもなるらしく安全とのことです。

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交通ネタでもう一つ。地下鉄の地上への出口で、ふと気がついたのですが、足下に方角を示すパネルがあることがある。下の写真は東西線の東山駅で撮影したものです。これも東京にほしいです。

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次は食べ物。今さら気がついたのですが、食堂なんかのメニューで、丼モノのバリエーションが異常に多いのです。この写真ですと「他人丼」( 鶏肉以外の肉をタマネギなどと一緒に割り下で煮て、鶏卵でとじて丼飯の上に乗せた丼物)、「木の葉丼」(薄切の蒲鉾と青ねぎを鶏卵でとじた丼物)、あと「衣笠丼」(油揚げと青ねぎを卵でとじる)というのも見かけた。

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まあ、ざっとこんなところです。しかし京都には、何度も行っているのに、今頃、気がつくことって、そこそこあるのだなあと、思う今日この頃です。

 

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2019.04.10

三菱一号館美術館で「ラファエロ前派の軌跡展」を見る

三菱一号館美術館で「ラスキン生誕200年記念 ラファエロ前派の軌跡展」(1700円:2019/3/14-6/9)を見た。英国の19世紀の美術評論家ジョン・ラスキン生誕200年を記念する展覧会で、ラスキンが関わった、ターナーやラファエル前派、ラファエル前派の第二世代、アーツ・アンド・クラフツ運動といった19世紀の英国美術を紹介しています。

ジョン・ラスキンは1819年生まれ。日本では11代将軍徳川家斉の時代です。亡くなったのは1900年。明治33年です。1843年、24歳のラスキンがターナーの作品を評価するために「現代画家論」を発表して著名になった、とのこと。ターナーというと、押しも押されぬ英国の風景画家だと思ってましたが、その独自の表現が批判されていて、そこに反論したのがラスキンだった、ということだそうです。ちなみにラスキンの絵として素描や水彩画を展示してましたが、なかなか見事なものです。ラスキンの評論の背景にこういった自身の実践的な絵画への取り組みがあるように思えます。

で、ラファエル前派ですが、19世紀英国の「芸術家養成機関ロイヤル・アカデミーの保守性」を批判する若手の画家集団です。若い画家達が新たな表現を試そうとすると、ロイヤル・アカデミーが文句を付ける。ロイヤル・アカデミーが理想としているのがイタリア・ルネサンスの巨匠ラファエロの絵画表現で、それに対抗してラファエロ以前の分かりやすく誠実な表現を目指すというので、ラファエル前派としているそうです。そのラファエル前派を高く評価したのがラスキンとなるわけです。

まあ、といった感じで、19世紀の英国、いわゆるビクトリア朝の時代の美術作品の流れがよく分かる展覧会となっております。

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2019.04.06

iPad mini5が届いて準備完了

4月2日にAppleからiPad mini5が届いた。

そこでやることは
1.iPad mini4からデータとアプリを移行する
2.SIMカードを購入してインストールする
3.Apple Pencilを使う環境を整える
ということになります。

まず、データの移行。アプリケーションのパスワードなどのデータもあるので、いったんパソコン上でiTunesにmini4をバックアップして、mini5にリストアすることにしました。iTunesで「バックアップ」の設定で「このコンピュータ」を選んで「iPhoneのバックアップを暗号化」を選んでおきます。こうすることで、アプリ固有のIDとパスワードも持っていけます。

「バックアップを暗号化」にはそこそこ時間がかかるのですが、一応、mini5が到着する前日に仕込んでおきました。mini5が到着したら移行開始。久しぶりの機種変更なのですが、とても簡単でした。新機種の画面に現れた、モヤモヤした模様を撮影するだけで、大まかなところはできてしまった。そこから、iTunes経由でバックアップしたデータをリストアします。まあそこそこ時間はかかります。

SIMカードはmini4で使っていたSIMカードを流用しようかと思ったのですが、追加購入しました。mini4はバックアップ用にとりあえず、手元に置いておくつもです。OCNモバイルを利用してますが、OCNモバイルでは一つのアカウントで複数のSIMカードを扱えるので、そのサービスを利用します。ちなみに、追加の申し込みから入手まで3日かかりました。まあ、そんなもんでしょう。

これと並行して、Apple Pencilの扱いについても考えましたが、まずはケースにいれて持ち歩くことにしました。Apple Pencilのアクセサリで、Lightningケーブル 経由で充電するための変換アダプタとか、ペン先の替えがあるので、それらも含めて収納しておくのが目的です。ケースはアマゾンで「Apple Pencil ケース Aunote Apple iPad Pro Pencil収納ケース」というのを買いました。お値段は1280円。併せて「Apple Pencil 専用 キャップカバー Qosea ペン先カバー アダプタ連接用カバー シリコン 紛失 落下防止 超軽量 3点セット(ホワイト) 」というのも購入しました。Apple Pencilでやっかいなのは、充電やペアリングのために後ろのキャップを外して、Lightiningコネクタ を出すのですが、外したキャップが明らかになくしやすいというところ。それを解決する製品です。お値段は430円。

とまあ、ようやく持ち歩けるようになったので、通信速度など、諸々試してみたいと思います。

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2019.04.01

iPad mini5のSIMフリーモデルを注文しました

2015年9月にiPad mini4のSIMフリーモデルを買って今まで使ってきました(購入時の経緯はこちら)。まあ、iPad miniはアップル的には忘れられた機種となりそうだったのですが、なんとか持ち直して、2019年3月18日に発表。新機種はだいたい年に1回は登場してほしいものですが、3年半ぶりのリニューアルです。現在使っているiPad mini4は使えるのだけど、128GBと、今となっては容量が足りない点が不満なんです。

というわけで、3月19日に早速「Pad mini Wi‑Fi + Cellular 256GB 」を注文しました。お値段は7万7800円。ついでにApple PencilとiPad mini Smart Coverも注文して、こちらは3月21日に到着。肝心の本体は購入当初は「2019/04/03 - 2019/04/08」としてましたが、2019/4/2到着予定とのことです。

とりあえず、iPad mini4と5の仕様上の違いをまとめておくと、以下のようになる。
・CPUは最新のA12/M12でmini4より最大3倍高速
・ストレージは256GBと2倍
・ディスプレイは解像度は変わらないけど色域が広くなり、ホワイト・バランスの調整機能「True Tone」を備えた
・カメラはメインは変わらないが、インカメラが1.2Mピクセルから7Mピクセルへ。動画撮影が720pから1080pへ
・通信は「ギガビット級LTE」対応で下り通信速度が「1Gbps」相当とのこと。4本のアンテナを利用する「4×4 MIMO」に加え、複数チャネルを束ねて周波数帯域幅を広げる「4CC CA」や「5CC CA」などを組み合わせて実現しているらしい。
・Bluetoothは4.2→5.0
・eSIM対応
・Apple Pencil(第1世代)使用可能
・重さはWi‑Fi + Cellular で304g→308.2gに増えた

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