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2019.04.10

三菱一号館美術館で「ラファエロ前派の軌跡展」を見る

三菱一号館美術館で「ラスキン生誕200年記念 ラファエロ前派の軌跡展」(1700円:2019/3/14-6/9)を見た。英国の19世紀の美術評論家ジョン・ラスキン生誕200年を記念する展覧会で、ラスキンが関わった、ターナーやラファエル前派、ラファエル前派の第二世代、アーツ・アンド・クラフツ運動といった19世紀の英国美術を紹介しています。

ジョン・ラスキンは1819年生まれ。日本では11代将軍徳川家斉の時代です。亡くなったのは1900年。明治33年です。1843年、24歳のラスキンがターナーの作品を評価するために「現代画家論」を発表して著名になった、とのこと。ターナーというと、押しも押されぬ英国の風景画家だと思ってましたが、その独自の表現が批判されていて、そこに反論したのがラスキンだった、ということだそうです。ちなみにラスキンの絵として素描や水彩画を展示してましたが、なかなか見事なものです。ラスキンの評論の背景にこういった自身の実践的な絵画への取り組みがあるように思えます。

で、ラファエル前派ですが、19世紀英国の「芸術家養成機関ロイヤル・アカデミーの保守性」を批判する若手の画家集団です。若い画家達が新たな表現を試そうとすると、ロイヤル・アカデミーが文句を付ける。ロイヤル・アカデミーが理想としているのがイタリア・ルネサンスの巨匠ラファエロの絵画表現で、それに対抗してラファエロ以前の分かりやすく誠実な表現を目指すというので、ラファエル前派としているそうです。そのラファエル前派を高く評価したのがラスキンとなるわけです。

まあ、といった感じで、19世紀の英国、いわゆるビクトリア朝の時代の美術作品の流れがよく分かる展覧会となっております。

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