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2019.04.18

府中市美術館で「へそまがり日本美術 禅画からヘタウマまで」を見る

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府中市美術館で「へそまがり日本美術 禅画からヘタウマまで」(700円:2019/3/16-5/12)を見た。府中市美術館では春に日本美術をいろんな角度から取り上げる、企画展を開催している。2018年は「リアル」で2017年は国芳、2016年は「ファンタスティック」、2015年は動物画、2014年は「19世紀」、2013年は「かわいい」といった具合です。

春の企画展の特徴は、毎回、あまり見たことのない作品や画家が登場すること。有名な画家の作品でもあまり見たことのないものが展示されます。そういった作品が個人蔵の作品だったりするわけです。おそらくは、学芸員さんが優秀で、テーマに合った作品をいろいろと集めてくるのでしょう。

今回のテーマは「へそまがり」です。ここでいう、へそまがりとは、きれいでもないけど、つい見入ってしまう、どちらかといと、不恰好なものや不完全なものなのに魅力がある作品のことだそうで、そういった作品から日本の美術史を俯瞰してみよう、という試みのようです。

というわけで、雪村から仙崖の禅画に始まり、俳画と南画で小林一茶から夏目漱石まで、そして湯村輝彦の漫画までと、へそまがりな絵画を取り上げていきます。そして合間に、江戸時代の殿様が描いた味の深い絵や、奇想の系譜の方々、若冲や蘆雪のちょっと変な絵が入ってきます。

まあ、印象深いのは三代将軍家光の作品で、下の写真にある、木兎図と兎図はなかなかの破壊力です。ミミズクは可愛いのですが、ウサギは最初に見たときはウサギには見えない。よく見ると、というか説明を読んで、木の切り株にウサギがのっているところだと気がつくワケです。それでも、やっぱりマントを着て、サングラスをかけた何かにしか見えない。

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このほか気になったのは、村山槐多の「スキと人」、祇園井特(ぎおんせいとく)の作品、禅画で風外本高あたりです。

ちなみにこの展覧会は、前期後期にわかれていて、4月16日から後期となります。前期を見ると、後期は半額で入場できるので、ぜひ後期も見に行きたいと思います。

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