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2019.06.24

東京都美術館で「都美セレクショングループ展 2019」を見る

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東京都美術館で「都美セレクショングループ展 2019」(無料:2019/6/9-6/30)を見た。「新しい発想によるアートの作り手の支援を目的として、当館の展示空間だからこそ可能となる表現に挑むグループを募り、その企画を実施するもので、2012年の東京都美術館リニューアルオープンを機に新たに開始されました」とのこと。応募のあったグループから審査して3つのグループを選んだらしい。会場は企画展の入口横の地下に降りていく方にあるギャラリーA、B、C。ギャラリーAが地下3階の吹き抜けで、ギャラリーBが地下3階の天井のある方、ギャラリーCが地下2階。面積としてはそこそこあるし、ギャラリーAならそこそこ高さのある作品も展示できる。3つのグループ名と展示のタイトル、開催場所をまとめると以下のようになる。

場所 グループ名 タイトル
ギャラリーA 過去・現在・未来を考える 星座を想像するように―過去、現在、未来
ギャラリーB エゴイメ・コレクティブ 彼女たちは叫ぶ、ささやく―ヴァルネラブルな集合体が世界を変える
ギャラリーC ヘトロピア ヘテロピア

ちなみに、各グループの概要を説明するのは面倒なので、グループ名の所にリンクを貼っておきました。興味のある方はご覧下さい。

まあ、見た印象ですが、ギャラリーAの「過去・現在・未来を考える」は歴史的なモノをモチーフに扱う作品が中心という感じ。ギャラリーBの「エゴイメ・コレクティブ」は、メンバーの名前からすると女性中心でかつ多国籍、テーマはジェンダーとか肉体という感じ。ギャラリーCの「ヘトロピア」が全体がインスタレーションという感じでよく分からない、面白いけど、といったところ。

撮影できたので、とりあえず印象に残ったものをメモとして残しておきます。

最も印象深いのが、下の児童画。戦前に描かれた「日独伊親善図画」というもので、こちらを研究している田中直子による展示。「1938年に日独伊防共協定の親好を築くためのイベントとして、森永製菓株式会社によって企画された児童画コンクール」とのこと。「日本国内だけで応募総数は、約400万点、応募学校は約1万校までに昇りました」というわけで、膨大な数の児童画がドイツやイタリアに送られたらしい。ドイツで発見された作品を展示している、とのこと。

最初に見たとき、子供の描いた絵だけど、描かれているのが和服を着た人々だったり、髪型が女子はおかっぱ中心と妙に古い。古い割にきれいで、その辺も違和感がありました。よく見ていくと、ゲートルを巻いた人、あるいは軍人、戦闘シーンが描かれている絵もあって、いつの時代のものかようやく分かるわけです。80年前の作品なのに保存状態がいいのが面白い。

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優秀作品の賞状が展示されていた。日独伊の国旗が並んでいて、ドイツが鉤十字だったりする。審査員に石井柏亭とか和田三造の名前がある。

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ギャラリーBの「エゴイメ・コレクティブ」では、岸かおるの「心臓」が気になった。

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美しい、細かな刺繍で覆われた作品ですが、見た感じ形は心臓です。心臓かなあと思いながら見ていたら、下の写真があって、心臓です。

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ひらいゆうの作品も目を引いた。人の顔が赤く写っている写真です。
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ヘトロピアでは、とりあえず伊藤誠の作品が目に付いた。何かの道具、解説では機械とあるものとそれを装着した人の写真です。

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解説によると「この機械は上面が鏡面になっており、鏡を通して装着者の目から上に見えるものが目から下に広がり、装着したまま移動することによって目的が達成されます」とある。

まあ、全体的によく分からないけど、面白かった。

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