カテゴリー「art」の記事

2017.10.20

渋谷区立松濤美術館で「三沢厚彦 アニマルハウス 謎の館」を見る

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渋谷区立松濤美術館で「三沢厚彦 アニマルハウス 謎の館」(2017/10/7-11/26:500円)を見た。三沢厚彦は1961年生まれの彫刻家。樟を鑿と彫刻刀を使って彫り込み、着彩して等身大の動物を作る。作品は上の写真のような感じです(この作品だけ撮影可でした)。松濤美術館ってかなり変わった美術館で、いわゆるホワイトキューブではないが、そこそこ天井は高く、でも誰かの邸宅みたいなイメージもある。展示もガラスケースの中に作品を入れて、並べて見せるタイプより、今回のように囲いも何もないところに、作品が置かれている方がはまる感じがする。

今回の展示は、三沢作品の展示ということで見に行くと、かなり違っている。見たことのある、例えば舟越桂の作品が置いてあったりして、混沌とした状態です。説明によると「ここを「アニマルハウス 謎の館」と称して、彼らの創造主である三沢も、館の主人として、会期中、館内に居場所を構え、制作したり、展示したりする予定です。さらに親交の深い、注目の作家たち―彫刻家・舟越桂、画家の小林正人と杉戸洋(ひろし)、写真家の浅田政志―を館の中へと招き入れていきます。作家たち、またその作品たち同士の交歓と共鳴によって今後巻き起こる出来事にもご注目ください」とのことで、どうやら展示内容が徐々に変わっていくらしい。

三沢作品は等身大なので、大きな動物は大きいけど、小動物は小さい。小動物が階段の横にいたり、窓の外にいたりするので、その辺も楽しみです。できればエレベーターは使わずに階段を使った方がいいでしょう。

図録はまだできていないので、予約販売中です。12月発売とのこと。作品の写真を掲載するだけでなく、会期中の出来事を記録するらしい。予約したら、ポスターとサイン入りの版画(写真下)がもらえました。ちなみに、こういうパターンだと編集に時間がかかって、発売が遅れるのが常のように思えますが、どうなるんだろう。

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2017.10.19

川村記念美術館で「フェリーチェ・ベアトの写真 人物・風景と日本の洋画」を見る

千葉県佐倉市の川村記念美術館で「フェリーチェ・ベアトの写真 人物・風景と日本の洋画」(2017/9/9-12/3:1300円)を見た。幕末から明治にかけての黎明期の写真として、印象に残っている写真がいくつかある。例えば愛宕山からのパノラマ写真なんかもその一つ。今とあまり変わらない密度で建物が建っているけど平べったい江戸の街が、150年前の東京といえば確かにそうだろうと思わせる。実は誰が撮影したのか知らなかったのですが、今回の展示でフェリーチェ・ベアトであることを知りました。

図録によると、フェリーチェ・ベアトは1834年にギリシャのキルケア島で生まれ、1909年にフィレンツェで75歳で亡くなっている。日本には1863年に来て、1884年に離れている。基本的には写真家なんでしょうが、なかなか山っ気のあるかで、事業家として不動産や住宅販売を手がけ、さらに貿易や金融関連の投資にも関わったらしい。最終的には投資に失敗し破産して日本を去っている、とのこと。明治維新(1868年)のちょっと前に来日して、そこそこ落ち着いた明治17年に日本を去っている。古い日本が残っている時期に写真を撮影していることになる。

ベアトは写真をまとめたアルバムを制作して販売していたようだ。川村記念美術館は3冊のアルバムを収蔵していて、そこから180枚の写真を展示している。当然、モノクロで、一部着彩したものがある。風景が多いけど、風俗を撮った人物写真もそこそこある。150年前の日本の風景と日本人の写真なのだけど、人物が特に面白い。ちょんまげを結っていたりするけど、今もその辺にいる人物のように思える。生き生きとしているのだ。つまりベアトという写真家の技量を感じることができる、ということだと思う。

今回は、「ベアトの写真に見られる「人物(風俗)」「風景」という観点から、チャールズ・ワーグマン、高橋由一、本多錦吉郎、渡辺文三郎、五姓田義松、浅井忠、小山正太郎、高橋源吉、曽山幸彦、佐久間文吾の作品18点を展示します」とのことで、同時期の絵画が展示されている。ワーグマンの描いた女性たちが印象深い。

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2017.10.14

すみだ北斎美術館で「大ダルマ制作200年記念 パフォーマー☆北斎 ~江戸と名古屋を駆ける~」を見る

すみだ北斎美術館で「大ダルマ制作200年記念 パフォーマー☆北斎 ~江戸と名古屋を駆ける~」(2017/9/9-10/22:1200円)を見た。このところ、北斎に関係する展覧会が多いけど、この展覧会はパフォーマーとしての北斎にスポットをあてています。北斎がお寺の境内のような広いスペースで、観客を集めて巨大な絵を描くというパフォーマンスを何度か実施していることから、「フォーマーとしての北斎」となったらしい。展覧会のカタログでは、護国寺で120畳敷きの紙に達磨を描いたり、回向院で布袋を描いたりしている、という話が伝えられている、としている。そして、護国寺と回向院のパフォーマンスについては簡単な記録が残っているレベルですが、第三者による記録や、入場券が残っているパフォーマンスがあって、それが今から200年前、名古屋城下で開催された120畳大の大ダルマを描く、というものだそうです。

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興味深いのは、名古屋でのパフォーマンスは「北斎漫画」の宣伝のためだった、ということ。なぜ、名古屋で北斎漫画なのかというと、北斎漫画を世に出したのが名古屋の版元だからなのです。

この展覧会では4章構成で、名古屋で大達磨が描かれた理由を解説してます。まず「江戸と名古屋のにぎわい」でそれぞれの街の賑わいぶりを描いた作品を並べ、次に「北斎漫画の誕生」で、北斎漫画がどのようにして名古屋で生まれたか、を見せている。第3章では名古屋で大達磨を描いた記録を公開し、最後にその後の名古屋にいる北斎の弟子達の活躍を見せてくれます。

まあ、いろいろと知らないことがあったのですが、ともかく名古屋が大都市で、出版の文化もあり、北斎を師とする画家達がそこそこいた、というあたりはかなり興味深い。名古屋の大達磨の話は、以前、名古屋市博物館の展示で拝見していたけど、北斎漫画との関係については、知りませんでした。まあ、諸々勉強になる展示でした。

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2017.10.04

三井記念美術館で「驚異の超絶技巧! ―明治工芸から現代アートへ」を見る

三井記念美術館で「驚異の超絶技巧! ―明治工芸から現代アートへ」(2017/9/16-12/3:1300円)を見た。明治時代の工芸品には外貨を稼ぐために、海外に輸出する目的で制作された作品ある。これがある意味、高く売れるので、とんでもない時間と人力と原材料が使えたためか、現在では再現できないような技巧をつぎ込んだ「超絶技巧」な作品が生まれてきた。おそらくは武士のために制作してきた兜とか刀剣とかの装飾品が売れなくなって、技術を別の方向に転換した職人さん達がその背景にいるんであろう。最近は七宝の「ナミカワ」、漆の柴田是真、陶磁器の宮川香山あたりは個展が開かれるようになったけど、まだまだ世間に知られていない作品や作者が多数いる。その多数の超絶技巧を拝見できるのが、この展覧会です。

2014年にも三井記念美術館で開催して、その続編という感じらしいが、単純に続編ではなく、現代の作家も、特に超絶技巧的な作品を作る作家15名50作品を展示してます。絵画の超絶的な写実作品を扱った展覧会はあるんだけど、3次元なモノというか、工芸的な領域の作品を見る機会がすくないように思える。そういう意味でも貴重な展示です。

 まあ、これがどんなものかというと、とりあえず撮影可の作品が2つあったので、掲載しておきます。まず初代 宮川香山の「猫ニ花細工花瓶」。1867年(慶応3年)のパリ万博などで出展して有名になった陶磁です。輸出されて外貨を稼いだらしい。初代宮川香山は京都出身で横浜に移住し、高浮彫という立体的な装飾を施した技法を開発したそうだ。まあ、東京国立博物館の収蔵品でワタリガニが這い回る鉢「褐釉蟹貼付台付鉢」が有名です。

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もう一つは現代美術家の作品。髙橋賢悟の「origin as a human」。ドクロです。よく見ると花です。花の塊がドクロの形をしているのか、ドクロに花がくっついているのか? アルミニウムによる鋳造とのこと。解説によると「小さな草花は実物大。すなわちナマの植物を採集して型取りし、そこにアルミニウムを流し込んだ」そうです。


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明治の作品では、牙彫師の安藤緑山がやはり異彩を放っておりました。2014年に展示された筍がすごかったけど、今回はキュウリです。山口晃さん曰く「噛んでみたい」。確かに触ってみたいけど、ケースの中です。

現代美術も負けてない。というかかなりいい勝負です。印象的な作品は、まず前原冬樹の「一刻:皿に秋刀魚」。磯江毅の作品を思い出してました。木彫で油絵で彩色ということで絶妙にリアル。稲崎栄利子の「Arcadia」。とても細かいのだけど、一つひとつのパーツを貼り付けて作成した陶芸作品で、ぱっと見たとき美しいと思うのだけど、美しさに惹かれて子細に見始めると、どうやって作るのか想像してぞっとする感じ。本郷真也の「流刻」もさわりたい。2匹のオオサンショウウオです。実物大らしい。鉄板を熱して叩くことで造形したものらしい。

現代美術作家はいずれも若いので、これからが楽しみです。個展があったら見に行きたいと思います。

東京以外では、岐阜の岐阜県現代陶芸美術館(2018/6/30-8/26)、山口県立美術館(2018/9/7-10/21)、富山県水墨画美術館(2018/11/16-12/24)、あべのハルカス美術館(2019/1/26-4/14)に巡回するとのことです。

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2017.09.29

横浜・根岸台の馬の博物館で「馬の博物館開館40周年記念所蔵名品展 馬の美術150選 ―山口晃「 厩圖2016」完成披露― 」を見る

横浜市の根岸台にある馬の博物館で「馬の博物館開館40周年記念所蔵名品展 馬の美術150選 ―山口晃「 厩圖 うまやず 2016」完成披露― 」(2017/9/9-10/29:200円)を見た。2016年に「馬鑑(うまかがみ) 山口晃展」(2016/3/26-5/29:200円)を見に行って、なかなか完成しない山口晃さんの「厩圖2016」の下書きを見た覚えがある(そのときの記事はこちら)。そのときはもう行かないだろうなあと思いましたが、「厩圖2016」の完成版が拝見できる、とのことで、再度、訪問してみました。

ちなみに、2016年時点では下のような状態でした(馬鑑(うまかがみ) 山口晃展の図録から)。

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なんかよくわかんないものです。どうも2つの絵を合体させたものらしい、という程度で馬もいません。でまあ、今回拝見したのが下の写真です。なぜか撮影OKでした。この絵と「道後百景」がなぜか展示されてました。

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一つの作品の中に、過去と現代が錯綜するという、山口晃さんが得意とする手法です。宣教師のような格好の外国人の一行がいたりするのは、意味がよく分からないのですが、図録の解説によると「安土桃山時代に使節として来日していた宣教師の一行であろう。史実としてもポルトガル人宣教師ルイス・フロイスが、日本の厩を見てその印象を記した『日本史』がある」とのこと。これも図録にあったのですが「厩圖2016」は2016年の暮れに完成したそうです。年を越さずによかったな、思うわけです。

さて、今回の企画展は馬の博物館が収蔵している馬関連の美術品、絵画から彫刻までのなかから選りすぐりの150点を公開する、というものでした。こちらもなかなか。厩図や合戦を描いた屏風絵、競馬の屏風もある。油絵もあって、坂本繁二郎の作品で馬のシルエットと月を描いた「月光」という作品もあった。このほか版画や工芸品もあるんだけど、ロートレックの馬上の人の後ろ姿を描いたリトグラフが印象深い。

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2017.09.20

千葉市美術館で「ボストン美術館浮世絵名品展 鈴木春信」を見る

千葉市美術館で「ボストン美術館浮世絵名品展 鈴木春信」(2017/9/6- 10/23:1200円)を見た。ボストン美術館の所蔵品から鈴木春信作品と関連作品、約150点で構成されている。最大の見所は、ボストン美術館の収蔵品ならではの保存状態良好な作品の発色の良さだろう。まあ、きれいなものだ。そして、改めて鈴木春信という絵師の不思議なところを浮き彫りにした展示でもありました。

構成としては、春信登場の直前、先行して登場した奥村政信(1686-1764)、石川豊信(1711-85)、鳥居清広(生没年不詳)と、初期の、錦絵ではない春信作品から始まる。これが宝暦期(1751-64)。次が錦絵が登場する明和期(1764-72)のはじめ、絵暦交換会での作品。あとはテーマ別に見立絵、恋人達、日常生活、江戸の風俗と並んで、最後に春信の亡くなった1770年以降の春信フォロワーの作品となる。

春信は、1725年に生まれたらしいのだが、正確なところは分かっていない。没年は1770年で、デビューは1760年。不思議なのは10年と短い活動期間で多色摺りの錦絵を完成させ、さらにテーマを広げてていること。デビューしたのが36歳と遅いのも不思議だ。そして多色摺りが始まるのはデビューから5年後の1765年である。活動期の終わりの方では、実在の評判娘や江戸の名所を積極的に主題とする作品を作成し、その後の浮世絵の方向性を決めてしまった。

図録の解説を読むと、どうやら春信は「生活のために筆を執る必要はなく趣味が高じて浮世絵師になった可能性もある」とのことで、お金と時間はあったらしい。また、ご近所に平賀源内がいて春信と交遊していたらしく、平賀源内が多色摺り完成に関わったのかもしれない。

千葉市美術館では、春信展に合わせて、千葉市美術館の所蔵作品で構成する「江戸美術の革命−春信の時代」を併せて開催している。「多色摺版画で浮世絵の歴史に革命を起こした鈴木春信が活躍した宝暦後期から明和期、それはまさに江戸美術の革命期でもあったのです」として、若冲や曾我蕭白の作品を展示している。春信と若冲や蕭白が同時代の絵師である、というのは、言われてみればその通りですが、あまり私の頭の中では結びついていなかったので、少し感心してしまいました。

春信展は千葉市美術館のあと、名古屋ボストン美術館(2017/11/3-2018/1/21)、あべのハルカス美術館(2018/4/24-6/24)、福岡市博物館(2018/7/7-8/26)へと巡回する、とのことです。


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2017.09.10

神戸の竹中大工道具館で大工道具の歴史を味わう

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新幹線の新神戸駅のそばにある「竹中大工道具館」(500円)に行ってみた。名前の通り竹中工務店が運営する大工道具の博物館です。前から気になっていたのですが優先順位がちょっと低かった。しかし、この夏休みに関西に来て、美術館に行こうにも、伊丹市立美術館の企画展を見たら、後は既に東京で拝見したモノ(バベルの塔)とか、これから東京に巡回するモノ(怖い絵)だったので、そういえばまだ行ったことがなかったこの博物館に行くこととなりました。結果としては、2時間ほどかけても、見終わらなかったほど、面白かった。また来たいな、という感じです。しかし500円の料金で2時間、退屈せずに過ごせるとは、恐るべしです。

大工道具の歴史の話でも、製材から始まります。木を切って、板にするわけです。というわけで最初に登場するのは斧。それも石斧と鉄の斧の違いから始まり、単にそれぞれの斧を展示するだけでなく、実際に斧で倒した木を展示して、その横にあるタッチパネル付きのディスプレイ端末で、その木を実際に切っている動画を見せてくれます。数字を正しくは覚えていないけど、石斧と鉄の斧では生産性が4倍以上違う、といったことが分かるようになっている。

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いろいろと触れる展示も多いので、なかなか飽きません。個人的には墨壺でペンと線を引くところが楽しかった。ちなみに、墨壺は大工が自分で作る道具で、凝った装飾をして、自身の腕を見せるモノだったらしい。

このほか棟梁の仕事とは、とか、海外の大工道具とか、なかなか楽しめました。

建物も凝っている。門を抜けるとゆるいスロープがあって、木漏れ日の中を歩いて、建物の入口に向かう(写真下:高解像度版はこちら)。一見、平屋なんですが、展示スペースは地下にある。地下1階と地下2階が展示スペースです。

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吹き抜けを使って、大きな木造建築物を展示していました。というわけで、地下2階から上を見上げると空が見える。

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2017.08.28

伊丹市立美術館で「O JUN×棚田康司 『鬩(せめぐ)』展」を見る

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伊丹市立美術館で、O JUN × 棚田康司「鬩(せめぐ)」(2017/7/8-8/27:800円)を見た。伊丹市立美術館の開館30周年記念という力の入った企画展です。この二人のアーティストの作品は何度か見たことがあるのですが、関係がよくわからなかった。O JUNは絵画で棚田は彫刻。あまり接点があるようには見えなかった。

この企画展の説明によると「O JUN と棚田康司は1997年に初めて出会って以来、「絵画」と「彫刻」と異なる分野で活躍しながらも互いに刺激を与え合い、二人展の開催や作品を通した交流など、共鳴と緊張をもって関係をつづけてきました。そして今年、彼らは出会ってから20年という節目を迎え、美術館で初めてとなる大規模な一騎討ちに挑みます」とのこと。

まあ、O JUNの色彩感覚って好きだし、棚田のにょろんとした人物も面白い。実は棚田作品をこれだけ数多く見たのは初めてだったのですが、「一木造り」という1つの材木から作品を彫り出す手法で作品を制作していることは初めて知りました。あのにょろんとした作品は、そういう制作上の制限の元にあったということがよくわかりました。あと、なんとなく裸の少年少女像が中心かと思ったのですが、服を着ていたり、大人の女性を題材とした作品も多くあって、その辺も印象を新たにしました。

ちなみにほぼ撮影OKだったので、とりあえず、写真を掲載しておきます。下は、1階の入り口を入ったところ。ロビーの風景。入場券を購入する前にこういった作品が拝見できる。写真右側にあるのが棚田の「黒の像」で中央にあるのがO JUNの「モデルの女」。この「モデルの女」という作品は、今回の展示会に合わせて、2人が茨城県取手市にある東京芸術大学の取手キャンパスで合宿して制作した作品とのこと。このとき同じモデルを使って作品を作っているらしい。

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下の写真が棚田の取手キャンパスで作った作品。タイトルは「流れる黒」。

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2階にあがって、「わたし×わたし ME×MYSELF」というテーマ展示。O JUNの自画像があったけど撮影不可でした。下の写真で中央にあるのが棚田の「Yes」。1996年の作品で、FRP(繊維強化プラスチック)と木を使っている。顔とか足は棚田自身から型どりしている、とのこと。

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こちらも棚田作品で、「赤ちゃんとサメ」(1999年)。レリーフですが、それより関連性が分からないけど、不思議と納得できる作品。

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伊丹市立美術館に来たのは、おそらく20年ぶりとかだと思うのですが、前回は何を見に来たのか、まったく覚えていない。こういうブログを書く前のことですからしょうがないか。大阪出張のついでに空いていた時間にちょっと寄ってみたのでしょう。場所は、JR伊丹駅から徒歩6分程度のところ。伊丹は酒蔵の多いところで、美術館は古い酒蔵の建物などと組み合わせた複合施設になっている。下の写真は道路の向かい側から撮影したのですが、おそらくは土蔵をイメージした、白い建物が美術館です。

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一般的なイメージの美術館とは違って、入口の前に何かあるわけでもないけど、中庭があって、なかなかきれい。

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この中庭を中心に、江戸時代の酒蔵や商家の建物が配置されている。下の写真が旧岡田家住宅(店舗・酒蔵)の酒造りの道具が並んだ展示。

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2017.08.15

植田正治写真美術館で植田正治作品と巨大なカメラ・オブスキュラを見る

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米子駅について、タクシーで植田正治写真美術館(上の写真は裏側:高解像度版はこちら)へ。写真家、植田正治さんの作品を収めた美術館。米子駅からタクシーで20分程度、時間がかからないのは道が空いているからで、往復で7000円程度はかかった。バスもあるのですが、ちょうど行った日は運休期間で、まったく使えなかった。おそらくは梅雨の時期で、本来ならあまり訪問者もいない時期なんでしょう。

ただし、走っていたとしてもバスの本数は少ない。これだけの世界的な観光資源なのに、もったいない。ともかくレンタカーを使って自力で行くというのでなければ、バスの運行状況について確実に把握しておいたほうがいいでしょう。

場所は大山のふもと。植田さんの写真を堪能するとともに、大山の写真も撮影できる。そのために建物を配置した、という感じ。設計は高松 伸。建物から望む大山は美しく、遮るものはない。ちょうど訪問した日は晴れていたけど、雨の日や雪の日も、それぞれの良さを室内から拝見できそうです。

建物の1階は植田さんの伝記風に植田作品を見せる展示、2階と3階は企画展示となってます。そして2階には「映像展示室」なるものがあって、そこはカメラ・オブスキュラになっている。美術館の前に広がる大山を逆さに投写します。レンズは直径600mm。ちなみにこの記事の一番上の写真で建物の左端のブロック中央に黒い丸がありますが、それがレンズです。

2階からは大山を撮影することができます。大山撮影用の場所は3つあって、なんとなく横位置、縦位置、企画モノという感じ。それぞれ、水が張ってあって、大山が逆さに映るようになっている。

右端は横位置で撮影できるようになっていて、椅子が5つ並んでいる(写真下:高解像度版はこちら)。

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そこから撮影したのが下の写真(高解像度版はこちら)。

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中央の撮影場所には椅子が2つある(写真下:高解像度版はこちら)。

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そこから撮ると下のようになる(高解像度版はこちら)。

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左端が企画モノ。ガラスに黒い帽子のマークが貼ってある(写真下:高解像度版はこちら)。砂丘シリーズに何度か登場したアイコンですね。

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ちなみに美術館の外にでて、大山を撮影すると以下のようになります(高解像度版はこちら)。

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入場料は900円。まあ納得のお値段です。

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2017.08.07

境港で水木しげるさんの作品を堪能する

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松江からバスで境港へ。ざっと40分は乗っていた。松江市内を抜け、中海を渡って大根島を抜け、再度中海を渡って、境港へ。JR境港駅の前に到着した。乗車賃は1000円でした。なかなか眺めがいいので、割と飽きませんが、座った場所が悪くて写真を撮るのが難しかったのは残念。

そして境港です。水木しげる一色ですね。7月に開催される「世界妖怪会議」の看板がなかなかいい感じ(写真上:高解像度版はこちら)。この看板の絵を見ていると、改めて水木しげるの絵の緻密さに感心してしまった。

境港駅から「水木しげるロード」と呼ばれる道が、線路に対して垂直に走っている。中海と日本海をつなげる境水道と平行になる。どこまでが水木しげるロードなのか、よくわからないけど、水木しげる記念館のあるブロックまでなんでしょう。

歩道の車道側に、水木しげるの妖怪キャラをブロンズ像にしたものが飾ってあって、それが途切れたら、水木しげるロードも終わりです。ちなみに下の写真は「ねこ娘」(高解像度版はこちら)。

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水木しげるロードには妖怪達のブロンズ像のほか、土産物屋や食堂、お菓子や、酒屋などが並んでます。なかなかパンチの効いたものがあります。例えば酒屋というか千代むすび酒造の直売店は、鬼太郎関連のパッケージのお酒を出してます(写真下:高解像度版はこちら)。

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お菓子系土産物屋の「妖菓堂」もなかなか(写真下:高解像度版はこちら)。

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ここまでやるか、というのは銀行ATM(写真下:高解像度版はこちら)。「ATM周辺で妖怪に暗証番号を聞かれても決して教えないで下さい」とあります。

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そして、水木しげる記念館で一休み。外観は下の写真のようになります(高解像度版はこちら)。

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なかは作品と水木しげるの伝記、といったところです(写真下:高解像度版はこちら)。まあ、水木しげるファンなら飽きないですね。

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まあ、ここから駅に戻って、鬼太郎電車に乗って米子へ向かいます(写真下:高解像度版はこちら)。

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