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2015.05.10

台東区と文京区の区界を歩いてみる

 Tkj201505雑誌「東京人 2015年 5月号」の特集が「『東京35区』の境界線を歩く」という、なかなか魅力的なタイトルだったので、つい購入して読んでしまった。内容は、東京23区は戦前35区だったんだけど、その境界線を歩くと、東京という都市の構造が見えてくるよ、というモノでした。

 そういえば区界のすぐ近くに住んでいるので、気になっていたんですが、あまり考えてこなかった。まあ、地図はそこそこ見てるんですが、最近はGoogle Mapばかり見ていたせいか、区の境界線ってのをちょっと忘れていた。Google Mapって、区界の線が分かりにくいし、場合によっては表示されなかったりする。でまあ、改めて、区の境目を歩いて見ることにした。

 その前に、iPhone用の地図でGoogle Map以外のものを試してみた。まずはアップルのマップだけど、まあ区界なんて何も分からない。よく見ると道も省略されているものが多い気がするので使用不可。次はYahooのY!地図。こちらは比較的、わかりやすい。そして、もう一つ、東京人の記事のなかで推薦されていた「キョリ測」。これは境界線が明確なうえに、町名ごとに色分けされているので、境界を見失うことはなさそうだ。早速、キョリ測を見ながら、台東区と文京区の境目を歩くことにした。

 地方自治体の境界線というのは、だいたい大きな道路とか、川とか海とかで区切らせていると思い込んでいたが、どうやらそうではないらしい。東京人の記事では藍染川という、今は暗渠になってしまった川の跡が境界線になっていると指摘している。確かに谷中のヘビ道と言われている、くねくねと曲がる路地は文京区と台東区の境目で、藍染川の暗渠でもある。というわけで、文京区と台東区の区界は言問通りでも不忍通りでもなく、その一本奥の道だったり、さらに奥の建物の裏を通っていたりする。

 例えば、下は「キョリ測」の画面で、赤で丸く囲んだところが、川でもなく、道路でもないところを境界線が走っている例だ。

Kiyori1

 この2カ所が面白いのは、文京区と台東区の街区表示板が並んでいることだ。下の写真は上の画像の下の赤丸のところで、文京区弥生2丁目と台東区池之端2丁目の境界を示している(高解像度版はこちら)。

Bun_tai1

 ここは道路があるのに、そこには境界線を引かず、あえてお寺の墓地に合わせて、人家の裏を境界線が通っている。ちなみにもう一つの赤丸のところが下の写真で七倉稲荷神社の裏側に台東区と文京区の境界がある(高解像度版はこちら)。この辺は東大の工学部系のキャンパスがあるところで、境目は東大の敷地を境目にしていると思われる。

Bun_tai2

こういったところは、行って見ないと分からない。というわけで、ときどき出かけてみようかと思います。

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