カテゴリー「琳派」の記事

2008.10.11

大琳派展を見る

Rinpa
東京国立博物館へ「大琳派展-継承と変奏-」(11/16まで、1500円)を見にいく。取りあえず、ブルータスと美術手帖で予習してむかう。ずらりと並ぶ宗達、光悦、光琳、乾山、抱一、其一が一回で拝見できるというのはありがたい。特に宗達・光悦の作品が多いのがうれしい。さらに其一が単独で扱われているのもうれしい。

6人のなかで、其一が最も好きだ。思い返せば、其一の「白椿に薄図屏風」を見て、琳派の世界に踏み込んだのだから、まあ当然かもしれないが。ちなみに「白椿に薄図屏風」は表に白椿、裏に薄原を描いた屏風で、私が見たのは薄図の方。辻惟雄さんが館長だったころの千葉市立美術館で見た。こういう屏風。
Autumn_grass
なんともモダンと、そのときは思ったもの。ワシントンにあるフリア美術館の収蔵作品なので、その後なかなか実物は見られないのが残念。其一はいい作品ほど海外流出している感じがするなあ。結局、朝顔図屏風なんかも今回はないし。それでも「風神雷神図襖」が拝見できたし、展示会の後半には「夏秋渓流図屏風」が登場する。まあ、この辺は其一ファンとしては楽しみなところ。

ちなみに、宗達、光琳、抱一、其一の風神雷神図が一堂に会するのは、10/28以降の予定。宗達、光琳、抱一の風神雷神図は出光美術館で見たことがあるので、其一との比較をしながらじっくり脳裏に焼き付けておきたいもの。

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2008.08.16

「対決-巨匠たちの日本美術」を再び見る

明日で最終日となる「対決-巨匠たちの日本美術」を東京国立博物館へ見にいく。最終週は俵屋宗達と尾形光琳の風神雷神図屏風を並べて展示してくれる。この2作品のために行ってみる。

夏休みでお盆休みだからもう人、人、人という感じ。9時25分に自転車で到着するも、既に会場の平成館の前に行列ができていた。この炎天下のため日傘が配布されてます。でも豪雨がきたときはどうすんだろう?と疑問を抱きながらも、俵屋宗達と尾形光琳の風神雷神図に直行して、粘って拝見。

さて、缶バッジの収集ですが、24人中14人まできました。まあ、ここまでか。一応、奇想の系譜の若冲、芦雪、蕭白は入手できたからいいか。

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2008.07.14

「対決-巨匠たちの日本美術」を見る

Dueling_geniues
上野の東京国立博物館で「対決-巨匠たちの日本美術」(8/17まで、1500円)を見る。なんだか凄いことになってます。運慶 vs. 快慶に始まって、雪舟 vs. 雪村、永徳 vs. 等伯とまあ、豪華なこと。国宝と重文がぞろぞろと登場する。対戦の数は全12。並べてみせることで各巨匠の個性を浮き彫りにをしようという試みである。雪村や芦雪、蕭白といったあたりをまとめて拝見できるので、しっかりと見ておきたいところ。若冲 vs. 蕭白、応挙 vs. 芦雪、宗達 vs.光琳が期待通りな感じ。でも意外と鉄斎 vs. 大観が良かったりする。

Can_badge
東博も商売がうまくなってきた。山口 晃が各巨匠の肖像画を描いて、缶バッジにしたものをガチャポンで販売中。1枚200円で24種類ある。ん〜取りあえず、3枚購入したが木喰さんがだぶってしまった。まあ展示替えがあるので、何回かいくでしょう。

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2007.06.13

畠山記念館で酒井抱一の風神雷神図を見る

Hatakeyama_kinenkan

先週の話です。原美術館でヘンリー・ダーガーを見たあと畠山記念館へ移動。「琳派 四季の“きょうえん”」展(6/10まで、500円)を見た。原美術館から1.8km、まあ10分程度。坂を降りないように高輪台とか白金台とかを走る。畠山記念館は荏原製作所の創業者、畠山一清のコレクションを展示する美術館。庭に茶室が6つあるらしい。ともかく鬱蒼とした庭がなかなか。

Flags

敷地内に入ると鬱蒼とした感じ。その奥に美術館本館がある。珍しく、靴を脱いで、なかに入る。太田記念美術館みたい。今回の目的は酒井抱一の風神雷神図を拝見すること。風神雷神図はだいたい屏風絵なんだけど、こちらは対の掛け軸。2つ並べて鑑賞するらしい。風神雷神を上下に配置し、対角線でにらみ合う。その辺の構図が独創的。あと鈴木其一の向日葵図もちょっと面白い。1本のピンと伸びたひまわりを描いているのだけど、江戸時代の絵というより、近代の絵という感じ。

Maple_1

Hatakeyama_kinenkan_grove_2

鑑賞のあとは、庭で写真を撮影して次の美術館へ。起伏のある庭は紅葉のときにも来てみたいもの。

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2004.10.11

日本の美 琳派展2004を三越で見る

rinpa_mitsukoshi日本橋の三越で「日本の美 琳派展2004」(10/17まで、900円)を見る。デパートの展覧会はできれば行きたくないのだが、いくつか見たことがない作品も展示されるらしいので、開館の10時に行ってみた。狭いスペースにそれなりの数を並べるため、通路はクネクネと曲がり、なんとも嫌な感じ。屏風絵は、そこそこ大きいので、引いて見たくなるのだが、狭いから引けない、と文句は多数あるのだけど、展示作品はいいものがあった。

展示は歴史順。俵屋宗達と本阿弥光悦から始まって、江戸琳派で終わる。注目は俵屋宗達の「雷神図屏風」と尾形光琳の「白楽天図屏風」。どちらも六曲一隻。宗達の「雷神図屏風」は初公開とのこと。屏風の真ん中をドロドロと音を響かせながら、雷神が下降していく感じがいい。それに今まで見た雷神のなかでは、最も凶悪そうなところもいいなあ。背景は金砂子を敷き詰めたもので、もやっとしたところが、またよろしい。まあ、この雷神さんが見れたから、いいか、という気になった。

図録はなぜか、写真のように風呂敷で包まれて販売。どうも三越の新館がオープンしたのに合わせて、少々工夫を凝らしたものらしい。こういうのって好きだけど、風呂敷そのものは微妙だな。絵柄は光琳のものだけど、あんまり琳派風ではないし。

ちなみに、三越は新館ができたところで、結構な人出だった。半蔵門線改札の向かいにも入り口ができて、少しは便利かも。しかし、横柄な流通業界系のおっさん達が多くて少々閉口気味。客筋も三越風だし、リニューアルしても……という感じ。宣伝に使われている大和絵風の作品は山口晃によるもので、この辺は救いかも。この絵を含む作品集が「山口晃作品集」として東京大学出版会から10月後半に発売されるらしい。

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2004.09.26

琳派展後半戦に行ってみる

kusama竹橋の東京国立近代美術館で「RIMPA展」をもう1回、拝見した。忙しいのだけど、展示替えがあるので、なんとか早起きして開館直後に行ってみた。10時でも、なかなかの混み具合。まあ、我慢するしかないか。とりあえず、展示替えになったものをさくさく見る。俵屋宗達の「舞楽図屏風」と菱田春草の「黒き猫」が印象的。

ちなみに、琳派展のあとは草間弥生展らしい。ポスターの草間弥生とつい、目があってしまった。

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2004.08.22

「琳派 RINPA —こんどの「琳派」はちがう」を見る

rinpa竹橋の国立近代美術館で「琳派 RINPA —こんどの「琳派」はちがう」(10月3日まで、1300円)を見る。初日の朝一番に行ったのだが、まあまあの混み具合。館内には、行列ができた場合のプラカードとかが置いてあり、強烈に混むことを予想しているようだ。展示作品は全部で81点、このうち通して展示されるのが49点。16点が9月中旬に展示替えになる。というわけで、もう一度、見に行くことになるな。

入場して最初に目に入るのがクリムトという、少々意欲的な展示。装飾芸術という観点から、琳派と同じ特徴を持つ海外の美術作品を並べることで、対比を狙っているようだ。琳派のテーマは普遍的なものだ、という主張なんだろう。年代順の展示なら俵屋宗達&本阿弥光悦から始まるものだが、ここでは尾形光琳から始まる。光琳の次が宗達&光悦、そして江戸琳派の酒井抱一&鈴木其一あたり、明治から現代まできて、最後に海外の作品となる。

気になった作品は光琳では「松島図屏風」(ボストン美術館収蔵)、宗達&光悦では「槙檜図屏風」(宗達)、江戸琳派では「朝顔図屏風」(鈴木其一、メトロポリタン美術館収蔵)、近代・現代では「草炎」(川端龍子)といったところ。どれも実物を見たのは初めて。

近代美術館で琳派というのは、どうなんだろうという見方もあるが、うまくこなしていると思う。琳派がテーマとした、装飾的でデザイン的な美術は、いろんな意味で普遍的なものである、という主張を示すこと。まあ、そのあたりは、なんとか成功しているんじゃないだろうか。

図録は2500円。各図版の解説も丁寧。図版のクローズアップも多いし、まあ買いでしょう。面白いのは、巻末にある「近現代琳派評価史」と作品目録。評価史は1880年以降の琳派に関する出来事をまとめたもの。岡本太郎とか三島由紀夫などポイントとなるコメントも引用している。作品目録では各作品ごとに展覧会歴、文献がまとめられているほか、「資料」という項目があって、著名人の作品へのコメントも収録している。

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2004.02.08

若冲と琳派

2月8日、日本橋高島屋に「若冲と琳派」(2/9まで、800円)を見に行く。

デパートの展覧会はできれば行きたくないけど、まあしょうがない。なんせ、京都の細見美術館の巡回展。なかなか京都にはいけないからな。見所は、琳派では鈴木其一。琳派的な作品が中心。若冲はまあ、若冲だなあという作品。あんまり気に入った作品はないけどリアルなものを見た感じが大切か。

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