カテゴリー「Vermeer:フェルメール」の記事

2018.10.19

上野の森美術館で「フェルメール展」を見る

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上野の森美術館で「フェルメール展」(2500円:2018/10/5-2019/2/3)を見た。フェルメールの作品は32枚から36枚まで、いろいろな説があるようですが、この展覧会の主催者は35枚説を指示しているらしい。今回は9点のフェルメールが展示されるので、9/35となっている。当初は8/35だったのが、もう1点増えたのだ。

今回、来日したのは以下の9点。
・牛乳を注ぐ女(アムステルダム国立美術館)
・マルタとマリアの家のキリスト(スコットランド・ナショナル・ギャラリー)
・手紙を書く婦人と召使い(アイルランド・ナショナル・ギャラリー)
・ワイングラス(ベルリン国立美術館)
・手紙を書く女(ワシントン・ナショナル・ギャラリー)
・赤い帽子の娘(ワシントン・ナショナル・ギャラリー)
・リュートを調弦する女(メトロポリタン美術館)
・真珠の首飾りの女(ベルリン国立美術館)
・取り持ち女(ドレスデン国立古典絵画館)

このうち、日本で初めて公開されるのは「ワイングラス」「赤い帽子の娘」「取り持ち女」の3点。会期中に展示替えがあり、「赤い帽子の娘」は12/20までで、「取り持ち女」は2019年1月9日(水)から会期終了まで展示される。ちなみに大阪の大阪市立美術館にて2019/2/16-5/12の期間で巡回するが、展示点数は6点に減るけど、入場料は安くなるようです。

まあ初日に行ったので「取り持ち女」は拝見できておりません。再度、行くかどうか思案中です。

入場は日時限定の予約制です。基本はサイトでチケットを購入するのですが、電話受付とか店舗受付とかもあるようです。定員が何人なのか分かりませんが、定員に達しない場合は当日券も購入できるようです。ネット販売は、ちけっとぴあとフジテレビダイレクトが選べます。ジテレビダイレクトで購入したのですが、最終的にはセブンイレブンで発券するという、少々面倒なシステムでした。ちなみに、フジテレビがかんでくるのは、産経新聞創刊85年・フジテレビ開局60周年記念事業のためでした。チケットには図録付き5000円というのがあって、3000円の図録が500円安く購入できます。図録も買うなら、こちらの方がいいでしょう。

でまあ、初日の夜に予約して、行ってみたんですが、なぜか入場に時間がかかり、雨のなか、行列に並んでました。中はそこそこ込んでいましたが、まあ、そんなにひどくもない、という感じ。1カ所、猛烈に狭いところがあるけど、上野の森美術館でやるんなら、そういうこともあるだろうと、ほぼ想定内でした。展示は大きく2部構成で前半が、フェルメールと同時代となる17世紀オランダ絵画の肖像画、宗教画、風景画、静物画、風俗画が並び、最後にフェルメールの作品が並ぶ大きな展示室にはいります。まあ、2階が17世紀オランダ絵画で1階がフェルメールという構成です。

17世紀オランダ絵画がなかなか傑作揃いで、かつあらゆる分野を網羅していたのが印象的です。肖像画から風俗画まであるので、その展示を見てから、フェルメールを見ると、フェルメールの個性が見えてくる。フェルメールは風俗画が中心で、肖像画とか静物画は描いていないのがよく分かる。図録にある解説「フェルメールは何を描かなかったのか」(千足伸行著:成城大学名誉教授 広島県立美術館長)によると、フェルメールは動物や子供、老人も描かないとしていて、その通りでした。

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2007.10.08

「フェルメール「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展」を見る

Milkmaid国立新美術館で「フェルメール「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展」(12/17まで、1500円)を見た。フェルメールは好きだ。かつて1989年には米ボストンのイザベラ・スチュワ−ド・ガ−ドナ−美術館でフェルメールの「合奏」を見ている。ちなみに1990年にこの作品は盗難に遭い、未だに見つかっていない。2000年に大阪の大阪市立美術館に「青いターバンの少女(真珠の首飾りの少女) 」を含んだ5点が来日したときは、大阪まで行って炎天下、3時間並んで拝見した。

今回は「牛乳を注ぐ女」1点のみで、あとは同時期の風俗画が100点近く並んでいる。まあ、フェルメールの作品もそうだけど、そのほかの作品も小さいので、なんとなく物足りない。これで1500円は高い。でも、まあオランダにまで行かずに「牛乳を注ぐ女」を見れたんだからいいか、といったところ。

このあと、新美術館で同時開催している「安齊重男の“私・写・録(パーソナル フォト アーカイブス)”1970-2006」を見たんだけど、明らかに安齊重男の方が面白かった。まあ、そのうち書くでしょう。

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2004.05.08

栄光のオランダ・フランドル絵画展

felmail.jpg5月4日、上野の東京都美術館で「栄光のオランダ・フランドル絵画展」(7/4まで、1300円)を見る。このタイトルだけで、内容が分かる素人はいないんじゃないだろうか。ウィーン美術史美術館がコレクションした、16世紀から17世紀にかけての、今でいうオランダ付近の美術をまとめたもの、らしい。

実態は、ポスターとかにもあるように、フェルメールの「画家のアトリエ(絵画芸術)」を見せる展覧会。ちなみに“Allegory of Painting”が英題なんだけど、「画家のアトリエ」ってのはどこから来たんだ。見た通りで分かりやすいけど、勝手につけていいのかしら? まあ展示の最後に麗々しく画家のアトリエが飾られていて、しっかりとスペースを使って解説していた。フェルメールにしてはサイズも大きくて見応えがあると思ったら、フェルメールの作品のなかで最も大きなもの、とのこと。なんせ、この作品、ナチスの手に落ちたものをアメリカ軍(連合国軍?)が発見してウィーン美術史美術館に戻したというイワク付きのものらしい。まあ、そんなことは関係なく見る価値は十分にある。とはいっても、ブリューゲル、ルーベンス、ファン・ダイク、レンブラントといったビッグネームの作品もあるので、歴史的な変遷みたいなものも見えてくる。それでも、1300円って高くないか?

まあ、公立美術館もきちんと稼がないといかんわけで、今回は4/5封切りの映画「真珠の耳飾りの少女」とタイアップしたりと、それなりに、なんかしようというのは分かるんだけど、どんなもんだろう。

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